肺がん手術のスペシャリストに迫る「大事なのはチーム」

2021.5.15 20:15

順天堂大学医学部附属順天堂医院・外科医の鈴木健司さん (C)MBS

(写真1枚)

日本で年間7万人以上が命を落とす「肺がん」。喫煙者の病気というイメージが強いが、喫煙率の低下に逆行して年々増え続けているという。5月16日放送のドキュメンタリー番組『情熱大陸』(MBS)では、肺がん手術のスペシャリスト・鈴木健司さんに迫る。

鈴木さんは、「順天堂大学医学部附属順天堂医院」の呼吸器外科チームを牽引する外科医。日本でもトップクラスの年間700件以上(※うち肺がんはおよそ500件)の手術をおこない、他院で「手の施しようがない」と宣告された患者たちが、全国から救いを求めてやってくる。

番組では、手術を控え不安を抱える患者に向き合う鈴木さんを取材。手術はハイリスクであることを率直に伝え、患者自身がそれでも闘う意思があるのかを確かめるのだという。「本人に強い遺志があれば、可能な限り引き受ける」と鈴木さんは語る。

そんな鈴木さんの圧倒的な手術数を支えるのは、ともに働く医療現場の仲間たち。「誰がゴッドハンドというのではなく、大事なのはチームだ」と語る鈴木さんは、自分たちの手術が世界一という自負がなければ、手術をするべきではないと信じている。

手術中には助手を務める若手医師たちに檄を飛ばしたり、休日には労ったりと、プロフェッショナルと呼ばれる影には、チームを重んじ、常に謙虚な姿勢を心がける鈴木さんの姿があった。この模様は5月16日・夜11時より放送される。

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