海老蔵、息子・勸玄と京都で初共演「思い出の作品を一緒に」

2021.4.22 19:45

記者懇親会に出席した市川海老蔵(C)松竹

(写真2枚)

6月4日から13日まで京都「南座」(京都市東山区)で上演される『海老蔵歌舞伎』の記者懇親会が22日、都内でおこなわれ、歌舞伎俳優・市川海老蔵が出席した。

自身の名前を冠した公演の第2弾となり、古典歌舞伎の名作『実盛物語』と新作歌舞伎舞踊『KABUKU』がラインアップ。『実盛物語』では、武将・斎藤実盛を海老蔵が演じ、息子・堀越勸玄との共演も注目されている。

今回演じる実盛の好きなところは、という問いに、海老蔵は「平家の勝利が目前といわれるなか、源氏方でありながら平家を装い、なんとかその場を救おうとした人間。綱渡りよりも難しい『人生のゲーム』を渡りきる知的なセンスや、捌き役としてのかっこよさがある。そこが実盛の良さかな」と話した。

また、息子・勸玄との共演について「『実盛物語』は僕も父(市川團十郎)と共演し、非常に思い出深い作品。子どもにとっても思い出に残る作品を一緒に体現できることがうれしい」と喜び、京都での過ごし方については「歌舞伎のもとだといわれる『出雲阿国』の銅像がある鴨川を一緒に歩きたい。せがれのお母さん(小林麻央)とは、京都を自転車でよく走っていたので、鴨川沿いを一緒に走りたいですね」と語った。

ほか、音声アプリ『Clubhouse』から生まれた歌舞伎『KABUKU』も上演される。公演は5月29・30日に「明治座」(東京都中央区)で、「南座」では6月4~13日まで。

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