世界中の人々に愛され続けている、絵本でおなじみの「ミッフィー」。２０２０年に誕生６５周年を迎えたことを記念した展覧会が、百貨店「大丸梅田店」（大阪市北区）で４月２８日より開催される。

今展のテーマは「ｗｉｔｈ」。ミッフィーをとりまく家族や友だちが紡ぐ物語だけでなく、世界でもいち早く絵本を出版した日本と作者ディック・ブルーナ氏との関わりまで深く掘り下げており、日本初公開を含む２５０点以上が展示される。

展覧会には、ブルーナ氏が言葉を何度も推敲した様子がわかるメモや、初来日の原画、絵本には採用されなかった貴重なカットなども展示。また、初期４作品のひとつで、今までに１点のみの来日だった作品『ゆきのひの うさこちゃん』（１９６３年）の原画も多数見ることができ、手塗りのあたたかみを直に感じることができる。

さらに、児童文学者で絵本の翻訳をした石井桃子氏や絵本作家の五味太郎氏、ミッフィーを読んで育った世代のさくらももこ氏らがブルーナ氏への思いを語ったパネルや原画も展示される。

また、６００種類以上にものぼる展示会オリジナルグッズなど、ファン必見のミッフィーグッズは、１３階特設会場にて販売される。期間は４月２８日から５月１０日まで、全日程午前のみ日時指定制。入場料は一般当日９００円ほか。

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