春にオーバーシュートの可能性「例年通りだと要注意」

2021.2.10 17:15

『第37回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議』で発言する本会議座長の大阪大学・朝野和典教授(2月9日・大阪府庁)

(写真5枚)

新型コロナウイルス感染症・第3波での感染拡大の原因を、年末年始での大きな人の流れと分析した大阪府。2月9日に実施された対策本部会議では、日本の生活習慣を抑制できなければ、次の波が春に来ると予測された。

日々の感染状況を分析している府では、1月初旬から一気に増えた新規陽性者の推定感染日(いつ感染したか)に注目。この第3波は、12月23日頃から年末年始にかけて感染した人が大半になると結論づけた。

会議では大阪大学の朝野和典教授から、「オーバーシュート(爆発的感染者の急増)するように一気に陽性者数が増えたが、日本人の生活様式である忘年会やクリスマスなど、年末の生活習慣によるもの」と、その影響力を説明。

さらに、「(例年)インフルエンザもあの時期に一気に増えるが、むしろインフルエンザはそうやって増えるんだというのが分かった」との発言もあった。

そういった発言から吉村洋文知事は、「日本の生活様式が(感染拡大の)原因だとすると、これから生活様式が大きく変わる3月中旬から4月の頭は要注意なのでは?」と質問。

朝野教授は、「その通りで、人の出会いが増える3月に例年通りの生活習慣をすれば、おそらくもうひとつ山が乗ってくると考えている」と、次の波を予測した。

会議終了後に吉村知事は、「ワクチンができるまでは、感染拡大を抑え込みながらどうしたら社会経済の両立が実現できるが重要。人が大きく動く3月から4月8日くらいまでは大切な時期になると予測し、国家を挙げて行動変容をやる必要がある」と話した。

取材・写真/岡田由佳子

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本