未来都市を目指す大阪、梅田と夢洲がスーパーシティに応募

2021.1.28 20:15

会見でのフリップより「スーパーシティの実現に向けて」(1月27日・大阪府庁)

(写真2枚)

2020年12月、「まるごと未来都市」を目指すスーパーシティ構想の実現を図るため国が希望地を公募した「スーパーシティ型国家戦略特別区域」。大阪府が「うめきた2期」と「夢洲」について、区域指定に向けて取り組むと1月27日に発表した。

2024年に「うめきた2期」の町びらき、2025年 に『大阪・関西万博』をインパクトに「夢洲」の町びらきへとつなげる想定の大阪府。

この2地区について吉村洋文知事は、「グリーンフィールド(住民不在の未開発地域)で、住民がいないからこそできる提案をしていきたい。日本は古いしがらみ、規制の下で新たなことをすると頭を叩かれる風潮があるが、新しい技術、サービス、チャレンジができるようにしたい」と話す。

また同時に、法人格を有する団体に向けて『最先端の未来社会サービス提供事業者候補及びアイデアの募集』を実施。

これに関しても、「今までの日本の既成概念ではなかなかできなかったことについて、大阪ならではの『やってみなはれ』精神で提案を募集したい。大阪はイノベーションが生まれやすい土台と気質がある。僕らはそれを支えていきたい」と呼び掛けた。

今後、スーパーシティ指定に向けた提案への理解や機運醸成を図るため、2月8日に『スーパーシティ・フォーラム』を開催(大阪市公式サイトからオンライン配信予定)。公募は3月26日に締め切られ、4月以降に区域指定が決定される。

取材・文・写真/岡田由佳子

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