ジャルジャル後藤、全裸役に「スイッチが入っていたのに」

2021.1.24 20:15

左から木下半太監督、ジャルジャル後藤淳平

(写真7枚)

映画『ロックンロール・ストリップ』の舞台挨拶が24日、「第七藝術劇場」(大阪市淀川区)でおこなわれ、主演をつとめたお笑いコンビ・ジャルジャルの後藤淳平が、木下半太監督とともに登壇。また、共演の徳永えりもリモートで舞台挨拶に参加した。

映画監督を目指し大阪で劇団を立ち上げ、現在は劇団渋谷ニコルソンズを主宰する木下監督。『ロックンロール・ストリップ』は、同名の自伝的小説を映画化した青春群像劇で、ストリップ劇場が舞台に。売れない劇団が、前座として客を盛り上げるため舞台に挑む。

映画監督を夢みる劇団座長・勇太を演じた後藤は劇中、ストリップのシーンにも挑戦。木下監督は、後藤が全裸になってしまうことを気遣って「前貼りをしましょう」と提案したが、本人がそれを断ったという。

後藤は、「リアルな方が良いと思って、『(足に)挟んでやります』と言ったら、『それはやめてください』って。せっかくスイッチが入っていたのに・・・」と、実際は実現しなかったそう。

バラエティ番組『アメトーーク』(テレビ朝日系)で「踊りたくない芸人」として出演するなど、踊りが苦手なことでも知られている後藤。だが今回は不得意なダンスにも臨み、後藤は「ダンスの先生が、8ビートとか専門用語を使わず、子どもに付き添うように教えてくれたので出来ました。踊れていないシーンは、顔のアップにしてくれています」と何とか乗り切ったという。

勇太の妻・千春に扮した徳永は、後藤について「何であんなにナチュラルなお芝居ができるんだろうって思いました。当たり前のことを当たり前にできるところがすごい。(演技を)教えて欲しいくらい」と大絶賛。徳永の褒め言葉を聞いた後藤は、「ダハハハハハハ! うれしくて笑いが止まりません」とニンマリ。

新型コロナの影響で入場規制はあったものの、この舞台挨拶回は満席完売。後藤は、「一丁やったろかい、という気持ちが沸々と湧き上がるエネルギッシュな映画。原作の続編小説も出ているので、それを読んでからまた観に来て欲しい」と劇場での鑑賞を呼びかけた。『ロックンロール・ストリップ』は第七藝術劇場、なんばパークスシネマほか全国にて公開中。

取材・文・写真/田辺ユウキ

『ロックンロール・ストリップ』

監督・脚本:木下半太
出演:後藤淳平、徳永えり、智順、三戸なつめ、坂口涼太郎、ぎぃ子、町田悠宇、やべきょうすけ/木下ほうか
原作:木下半太「ロックンロール・ストリップ」(小学文庫刊)
配給:ベストプレーン
(C)木下半太・小学館/タッチアップエンターテインメント

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