三浦翔平、春馬さんのこだわりに「やっぱりすごいなって」

2020.12.3 18:45

大阪完成披露イベントに登場した三浦翔平(3日・大阪市内)

(写真13枚)

三浦春馬さん最後の主演映画『天外者(てんがらもん)』の完成披露イベントが3日、舞台となった大阪でおこなわれ、三浦翔平、西川貴教、森川葵、田中光敏監督が登壇した。

江戸時代末期から明治と、まさに時代が移り変わろうとしている日本を舞台に、近大日本経済の基礎を築いた薩摩出身の偉人・五代友厚を三浦春馬さんが演じた同作品。

五代の盟友・坂本龍馬役の三浦翔平は、殺陣のシーンについて「どう受けるのがよく映るのかとか(三浦さんが)監督と何度もやりとりしているのを横目でずっと見ていて、『やっぱりすごいな、コイツは』って思っていました。彼のこだわりをすごく感じられた一瞬だった」と明かした。

撮影中、春馬さんと頻繁に連絡を取り合っていたという三浦翔平。「空いてる時間を見つけては本の読み合わせをして、標準語で一度やってみようとか、方言のイントネーションは合っているのかとか、やりとりしていました」と話し、田中監督は「本当にみんな真面目に役作りに取り組んでくれた」と絶賛した。

続けて監督は、「あるシーンで龍馬が第一声で言う言葉が、五代演じる春馬くんの心に響いたらしく、カットがかかったあと『翔平、良いですね』ってわざわざ僕のところに言いに来て。彼はたぶん演者としてだけじゃなくスタッフとしても、良いものづくりができるんじゃないかということを伝えてくれるんですよね。その空気感がすごく良かった」と、撮影を振りかえった。

三浦は「今回お披露目することができて、ホッとしています。来週幕が開いて全国のみなさんにお届けできるのを楽しみにしています」とコメントした。映画『天外者』は12月11日から、TOHOシネマズ梅田ほか全国で上映される。

『天外者』

2020年12月11日(金)公開
監督:田中光敏 脚本:小松江里子
出演:三浦春馬、三浦翔平、西川貴教、森永悠希、森川葵/蓮佛美沙子、生瀬勝久ほか
配給:ギグリーボックス

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