商業施設「心斎橋ＰＡＲＣＯ（パルコ）」（大阪市中央区）が、１１月２０日に開業。報道陣に向けて１７日に内覧会をおこなった。

２０１１年に閉店し、リノベーションした「大丸心斎橋 北館」で生まれ変わった「心斎橋パルコ」。世代や性別でターゲットを絞らず、感受性が豊かな層に向けた多種多様なブランド約１７０店舗を展開。館内には新進気鋭のアーティストによる作品を展示し、デジタル技術を駆使する試みも。

「パルコ」の牧山浩三取締役は、「新型コロナウイルス感染拡大を受けて、当初の予定よりも家での暮らしを提案できればと、インテリア、暮らし、アートを充実させております。また、手もと（スマホ）での買い物が当たり前となった今、どうしてもここに訪れたくなるような要素を作っていくことが課題」と、方向性について語った。

１・２階には「ティファニー」「エンポリオ・アルマーニ」などのラグジュアリーブランドが並び、階層が上がるに連れて徐々にカジュアルな価格帯に。７階は「無印良品」、９～１１階には「東急ハンズ」、大阪メトロと直結する地下１階は気軽に立ち寄って楽しめる食物販やコスメショップが並ぶ。

また、２～１０階は「大丸心斎橋店 本館」と通路でつながり、「パルコ」内の「エルメス」や「グッチ」、また８階のゴルフスクールなどは「大丸」が運営する。

１１月２０日のオープンから当面の間、入店は事前予約制に。また行列が予想される店舗に関しては、それぞれでの予約や整理券が必要な場合もあり。詳細は公式サイトにて。