劇団☆新感線がミニマムに舞台を再開「憂さを晴らしに来て」

2020.11.11 13:15

Yellow 新感線『月影花之丞大逆転』のキャスト。上段左から古田新太、阿部サダヲ、下段左から浜中文一、木野花、西野七瀬

(写真2枚)

古田新太が所属する劇団☆新感線が、来春予定の最新公演を発表。コロナ禍に合わせ、小規模ながらも新感線らしい舞台を届けるという。

出演者だけで毎公演約40名近く、スタッフを合わせると100人規模のカンパニーで作品を創り上げる彼ら。コロナ禍での劇団公演について日々模索するなかで、「デキないことを悩むのではなく、密にならない、短い上演時間で、新感線らしい、観たお客さまが元気になる作品を創るべく、名付けて『Yellow 新感線』として発進する」と決断したという。

劇団主宰で演出のいのうえひでのりは、「やっと新感線が舞台に帰って来ました。この時節なのでフルスペックというわけにはいきませんが、ドタバタ・パロディ満載の久々のおポンチ芝居になりそうです」とコメント。

出演は古田新太をはじめ、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、木野花ら11人、公演時間も2時間程度とミニマムな公演となるが、「劇場を埋め尽くすべく、強烈なキャラクターたちが所狭しと走り回ります。どうぞご期待ください」とアピールする。

急遽、座付作家・中島かずきが書き下ろした演目は、『花の紅天狗』(2003年、初演1996年)のスピンオフ作品『月影花之丞大逆転』。木野花が演じた爆発的なテンションの月影花之丞が再び登場し、強烈キャラ満載の笑いがあふれる作品になりそうだ。

古田は、上演時に73歳を迎える木野を心配し、「まだまだコロナ禍も落ち着かないなかで、この時期にお客さんが入るのか?ということと、木野さんの体調が心配です」とコメント。

しかし、「とはいえど、久しぶりの馬鹿芝居。一刻(一時)の憂さを晴らしに来てください。おいらたちは、頑張ることしかできないので」と意気込みを話した。

東京公演は2021年2月下旬から4月上旬までに「東京建物BrilliaHALL」にて、大阪公演は、4月中旬から5月上旬に「オリックス劇場」で上演予定。チケット詳細は未定。

2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow 新感線『月影花之丞大逆転』

東京公演:2021年2月下旬〜4月上旬@「東京建物BrilliaHALL」
大阪公演:2021年4月中旬〜5月上旬@「オリックス劇場」

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