そのままやん! 東大阪発・キャンプ用品の名称がクスッとくる

2020.11.11 19:45

ちょっと変わったネーミングの商品が並ぶ『DOD』公式サイトのスクリーンショット

(写真4枚)

「スゴイッス」「ヨクミルヤーツ」「アツイノイケルシランケド」・・・など、東大阪のメーカーによる風変わりな商品名のアウトドアグッズが、「ネーミングセンスの塊」「アウトドア業界の小林製薬」などとSNSで話題に。

「そのままやないかい!」と思わずツッコみたくなるような斬新なネーミングについて、アウトドアブランド『DOD』を手がける「ビーズ」(大阪府東大阪市)の担当者に話を訊いた。

──某製薬会社さんを思い出すドストレートなネーミングの商品に思わず笑ってしまいました。コメントにもありましたが、もしかして元社員の方がいらっしゃるのでしょうか?

いえ、某製薬会社出身の社員はいません(笑)。商品名は企画担当者が周囲の意見を聞いたうえで決定しています。社内のチャットシステムで大喜利のように展開することもあり、1社員につき1製品くらいは自分で付けた名前の商品があると思います。

──大喜利のようにされているとは、大阪の会社らしくておもしろいですね! このストレートな商品名を採用している意図やきっかけはあるのでしょうか?

覚えてもらうためにあえて変わったネーミングを採用しています。きっかけになったのは、2016年に発売した「カマボコテント」です。

はじめは「2ルームトンネルテント」とありきたりな名前を考えていたのですが、出来上がったサンプルを見てすごくヒットしそうな予感がしたので、「よくあるキャンプ用品のような名前はやめよう」と思い至り、「カマボコテント」を採用しました。それ以来、ほかの製品もちょっと変わった名前を付けるようになりました。

見た目そのまま「カマボコテント」(写真は5人用のMサイズ)

──確かに名前を聞くだけで「カマボコのような形かな」と想像でき、またインパクトがあるので記憶に残りますね。

そうなんです。たまに、「こんな変な名前の製品買わない」というご意見も頂戴するのですが、好きの反対は嫌いではなく無関心。覚えてもらうことやインパクトを残すことのほうが大事だと考えています。ブランドコンセプトが「Stay crazy (クレイジーであれ)」なので、「クレイジー」は褒め言葉と思っております!

──実際にこのネーミングは売り上げにも直結しているのでしょうか?

売り上げとの明確な相関は分かりませんが、今回SNSで話題になったようにブランドや製品を知ってもらい、愛着を持ってもらっているきっかけになっているようでうれしいです。これからもうちの商品で楽しんでいただけたらと思います。

アウトドアで定番のよく見る収納ボックス「ヨクミルヤーツ」や、焚き火台「めちゃもえファイヤー」などさまざまなアウトドアグッズが揃う『DOD』。オンラインストアのほか、Amazonや楽天でも購入可能。

取材・文/野村真帆

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