尾上松也『鬼滅の刃』魅力語る「煉獄さんは格好良い」

2020.11.5 20:27

尾上松也と『蜘蛛の拍子舞』の剣士姿となったキャラクターとともに。(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable (C)SHOCHIKU

(写真7枚)

歌舞伎俳優・尾上松也が5日、「京都南座」(京都市東山区)で開催されるイベント『TVアニメ「鬼滅の刃」×「京都南座 歌舞伎ノ舘」』のプレオープンセレモニーに登壇した。

大ヒット中の映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を鑑賞したばかりという尾上は、「満杯の劇場ですごい幅の広いお客さまがご覧になっていて、全員号泣していた。そんな作品はないだろうとなと・・・僕も泣きました。この作品は鬼を鬼として終わらせずに、背景、切なさや悲しさも描かれている」と魅力について話す。

歌舞伎と同作品について共通点を感じているそうで、「歌舞伎も、家族愛や絆を描くことがすごく多い。また非常に熱い想いを胸の奥に抱きながら過ごす、そういう奥深さは日本的でもあるし、そういう心情を描くのは歌舞伎が得意とするところ。あと、技や衣裳がとても派手で、『傾いているな』と」。

今回のイベントでは、舞台上に設置された竈門炭治郎らのパネルが、原作の「那田蜘蛛山編」を彷彿とさせる演目『蜘蛛の拍子舞』の剣士姿に。炭治郎は坂田金時(さかたのきんとき)、妹の禰豆子は渡辺綱(わたなべのつな)、我妻善逸は碓井貞光(うすいさだみつ)、嘴平伊之助は卜部季武(うらべすえたけ)、冨岡義勇は源頼光(みなもとのよりみつ)の衣裳となっている。

https://youtu.be/KHN9eYu-PwU

これまで『ワンピース』『NARUTO−ナルト−』が歌舞伎で舞台化されたことを受けて、「今回のような蜘蛛退治も歌舞伎にもともとあるような設定で、舞台化が想像しやすい。『鬼滅の刃』といつか手を組めることがあれば、何かいいものが見れるのではと期待している。(僕自身が)どの役かというのは想像もつかないけれど、僕が好きだなというキャラクターは煉獄さん(煉獄杏寿郎)。映画を観たばかりとあって、格好良さを感じる」と語った。

『TVアニメ「鬼滅の刃」×「京都南座 歌舞伎ノ舘」』は、11月6日から23日まで開催。『鬼滅の刃』の登場人物たちが歌舞伎の役の姿になったパネルや、その衣裳を展示。花道や舞台で記念撮影を楽しむこともできる。料金はプランC当日2200円、ロビー企画展のみとなるプランD当日1400円(プランA・Bは販売終了)。

『TVアニメ「鬼滅の刃」×「京都南座 歌舞伎ノ舘」』

日程:2020年11月6日(金)〜23日(祝・月)※9日、16日休
時間:15:00〜20:00(金土日祝は10:00〜、最終入場〜19:00)
会場:京都・南座(京都市東山区四条大橋東詰)
料金:プランA・Bは販売終了、プランC当日2200円、D当日1400円
電話:075-561-1155

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