POPの渋滞が起こる奈良のスーパー、その実態とは?

お店の正面は地元の人も観光客も多く集う憩いの広場(奈良市)
日常の売り場では当たり前の風景であるPOP広告。奈良市の餅飯殿センター街にあるスーパー「フレッシュマーケットオーケスト」(以下オーケスト)ではその一風変わったPOP展開で地域の人々から注目を集めている。
普通じゃない!? オーケストのPOP
スーパーのPOPといえば「店長オススメの●●」や「広告の品」「大特価●●●円」など、いかにお得かをアピールすることがほとんどだが、オーケストは一味違う。スタッフの顔写真とともに、「〜マ●ドナ●ドの味ですよ(笑)」「野菜ギラい達よコイツを頼れ!」「ほれてまうやろ!」など、店員の熱い想いが前面に噴出。個性派POPで有名な書店「ヴィレッジヴァンガード」を思わせるコーナー作りで店内を賑やかせている。

従業員の熱い思いがPOPの大渋滞に
なかには3D的に飛び出すものや、ひとつの商品に継ぎ足しコメントで分厚くなっていたり、お客様に聞いてほしい商品愛が溢れすぎて、商品より目立っているものも。「いつもなら買わないのに、これを読んで興味を持った」、「POPが楽しくてついつい長居しちゃいます」と、地元のお客さんはオーケストに対して、地域のスーパー以上の親近感を感じている。

店内至るところで「エアー接客」
POP作りは、必ず実食してから寄り添ってがモットー。「POPはお客さまに商品を手に取ってもらうためのツールです。お客さんの近くで常に接客ができるわけでもないので、スタッフに変わってPOPが『エアー接客』をしてくれています」と、店長の森澤さん。お客さまとのコミュニケーションをとるのか考えて形にしたのがPOPであった。

スーパー越えの存在感
ふと売り場に目をやると、小学生がイラスト入りで解説するPOPもある。これは、近所の椿井小学校の児童が社会見学に訪れた際に描いたものだ。児童の成長を見守る地元住人とスーパーとの理想的な「地域密着」のステキな関係。現在、過去に社会見学で来ていた児童が高校生になって、このスーパーでアルバイトスタッフとして働いているという。そんなスーパーが地元で愛されないはずがない。
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 2025.10.16 11:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
NEW 2025.10.16 10:00 -
京都「オーバーツーリズムって何?」#空いてる国宝萬福寺[PR]
2025.10.15 18:15 -
【大阪・関西万博2025】半年間ありがとう!地元編集部が取材した人気グルメから穴場スポットまとめ
2025.10.13 11:00 -
淡路島の「日本酒」に注目!秋の旬と味わう旅へ[PR]
2025.10.10 17:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.8 11:00 -
港町の心地よさに浸る、OMOろい旅 in 函館[PR]
2025.10.7 16:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.10.6 00:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.10.1 08:30 -
なぜこんなに「宇治抹茶」が世界的に人気なのか?[PR]
2025.9.30 08:00 -
写真を撮って…豪華賞品ゲット!期間限定コンテスト[PR]
2025.9.29 19:00 -
話題の新作ノンアルビール、飲んでみた[PR]
2025.9.24 11:30 -
OsakaPointでおいしくたのしく大阪めぐり[PR]
2025.9.22 17:00 -
万博・ポーランド館で人気、現地さながらの体験とは?[PR]
2025.9.12 13:30 -
万博で日本一やかましい祭!?三重の魅力を1日で堪能[PR]
2025.9.12 07:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
2025.8.22 17:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00