大阪が宴会の多人数制限を解除「気をつけて楽しんで」

2020.10.10 06:45

『大阪府新型コロナウイルス対策本部会議』の様子(10月8日・大阪府庁)

(写真4枚)

大阪府の新型コロナウイルス対策本部会議が10月8日に実施され、府民に対する宴会や飲み会自粛の呼びかけ緩和が決定。吉村洋文知事は、「感染対策に気を付けて、大阪のすばらしい食を楽しんでもらいたい」と呼びかけた。

現在、府内の感染状況は8月後半から1日100人前後が続き、9月中旬からは90人以下。ここ1週間は50人前後で推移し、緩やかながら減少傾向になっている。

会議ではこの傾向をふまえて、宴会や飲み会について9月1日以降「多人数で唾液が飛び交う飲み会宴会の自粛」を呼びかけていた内容を、11月中旬まで「3密で唾液が飛び交う環境を避ける」へ変更することが危機管理室から提案。

これは7月12日に警戒解除状態からイエローステージになった時点の対応に戻すことになり、実質的に緩和となる。

なお、飲み会という表現が消えたことについて橋本危機管理監は、「飲み会、宴会と名指ししないが、3密で唾液が飛び交う環境のなかに飲み会も含まれている」と説明している。

現在、国のGoToEatや大阪府の少人数利用飲食店応援キャンペーンなどが重なり、多くの人がお得に飲食店を利用できる期間でもある。

会議後に吉村知事は、「飲食はマスクできず、感染はある意味広がりやすいというのはご存じの通り。利用者の方も感染対策に気を付けて食を楽しんでもらいたい」と説明し、飲食店への利用を促した。

取材・文・写真/岡田由佳子

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