コロナ禍で販路減少の養殖マダイ、くら寿司が大量仕入れ

2020.10.6 11:45

直前に皮目をバーナーで炙って提供されるという「絆真鯛塩〆炙り」1貫110円

(写真2枚)

回転寿司チェーン「くら寿司」(本社:大阪府堺市/代表:田中邦彦)が、10月9日より「絆真鯛塩〆炙り」を販売。愛媛県宇和島市で出荷できないでいた養殖マダイが使用されている。

新型コロナウイルス感染症の影響で販路が減少し、生けすで保管されていた養殖マダイ約200トン。継続的な養殖にむけて可能な限り早く「生け簀」を空ける必要があったため、6月には水揚げして大量に仕入れたという。

仕入れたマダイは高性能な冷凍技術で品質を維持。同社は、「出荷が滞り、次の出荷に向けた養殖が始められないなどの問題解決に少しでも貢献したい、と買い増ししたマダイを使った新メニューを開発しました」と説明する。

開発されたメニューは、「絆真鯛塩〆炙り」1貫110円。従来のマダイ商品との差別化を図るために皮を残して加工したうえで、提供直前に皮目をバーナーで炙ることで、工夫を凝らしたという。

同商品の販売は10月9日から11月5日まで全国の「くら寿司」にて。同社はこれまでも同じく出荷が滞っていた養殖スズキなどでも商品開発をおこなっている。

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