六甲山上の芸術祭「紅葉の季節にまた行きたい」とリピ誓う声

2020.9.16 07:15

「自然体感展望台 六甲枝垂れ」での上坂直の展示。30センチ立法のキューブ内に、六甲山上の施設で取材した室内の情景を1/10で再現

(写真7枚)

兵庫県の避暑地・六甲山上のさまざまな施設を舞台におこなわれる芸術祭『六甲ミーツ・アート 芸術散歩2020』が、9月12日から始まった。山上を巡りながらアート作品に触れ、同時に六甲山の自然も満喫できるこのイベント。今年は44組のアーティストが参加しており、過去最大規模となっている。

今回の注目ポイントは、新たに加わった2つの会場だ。まず「六甲山サイレンスリゾート」(神戸市灘区)。旧六甲山ホテルを大規模改装したリゾート施設で、イタリアの建築家・デザイナーのミケーレ・デ・ルッキが指揮をとった。

ラグジュアリーな室内には飲食や地産地消のコーナーが設けられており、六甲山観光の新名所になること間違いなしだ。ここでは、中村萌(木彫)、久松知子(絵画)、内田望(金属彫刻)、高橋生也(映像)の展示が見られる。

「六甲山サイレンスリゾート」での、中村萌の展示。中村は台湾でも大人気の作家

もうひとつは「グランドホテル六甲スカイヴィラ 迎賓館」(神戸市灘区)。ここは神戸のアートNPO、C.A.P.(芸術と計画会議)がプロデュースしており、メンバー約20名が展示をおこなっている。

また、「風の教会」(建築家・安藤忠雄の名作)の山城大督(映像)、「六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅」の竹内みか(インスタレーション)、「自然体感展望台 六甲枝垂れ」の上坂直(1/10ミニチュアの立体)にも要注目。ほかにも力作がそろっており、見応えは例年以上だ。

SNSでは、「中村萌さんの作品たち、みんなかわいい〜」「上坂直さんの作品すっごい繊細で素敵だった…」「紅葉の季節に、また行きたい」「神戸の老舗ベーカリー ケルン コラボサンドイッチは全メニュー制覇しなければッ!!」などの声が。期間は11月23日まで、全作品が見られる鑑賞パスポートは大人2500円。

取材・写真/小吹隆文

「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2020」

期間:2020年9月12日(土)~11月23日(祝・月)※9/17・24休、六甲山サイレンスリゾートのみ9/23・28・10月の毎週月休
時間:10:00~17:00 
会場:六甲ガーデンテラスなど六甲山上施設12会場 ※サテライト会場のJR新神戸駅と有馬温泉でも開催
料金:大人2500円、4歳~小学生1000円
電話:078-891-0048(10:00~17:00)

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