関西の美術館では初 最大規模ミナ ペルホネンの軌跡[PR]

2020.9.4 13:00

本展「雲」セクション Photo : Ooki JINGU

(写真9枚)

関西にもファンの多いブランド『ミナ ペルホネン』。デザイナーの皆川明氏が、前身となる『ミナ』を立ち上げてから25周年となった今年、その思考からものづくりのすべてを紹介する「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展が、兵庫県立美術館でおこなわれている。東京では14万人以上を集めた同展。関西の美術館としては、初にして過去最大規模となる。

今回、新型コロナの影響により、予定より約一週間遅れの開催となったが、11月8日までの会期延長が決定。会場構成にエストニア国立博物館を手がけた建築家の田根剛氏、グラフィックデザインに葛西薫氏ら錚々たるクリエイターも参加。ファッション好きはもちろん、アート、建築、デザイン好きも目が離せない特別展となっている。

ミナ ペルホネン展 作品2

本展「実」セクション Photo : Ooki JINGU

「はじまり おわり すすみ もどる 心と象のつくるとつづく」と題して始まる同展。会場では、ものづくりの営みを「実」や「森」など、自然界の名称に例え、9つのセクションで展開する。それぞれの空間で、25年間のコレクションをはじめ、テキスタイルのデッサンや原画、挿絵や立体作品まで、多岐にわたる活動の軌跡を紹介。時代を超えて愛されるデザインの魅力はもちろん、ものづくりの哲学、作り手とのつながりまで、創作の根幹に迫る。

ミナ ペルホネン展 作品3

本展「種」セクション Photo : Ooki JINGU

テキスタイルのクッション約330個を一面に敷き詰めた、壮大なゲートを思わせるセクションに始まり、ミナ ペルホネンを象徴する刺しゅう柄「タンバリン」の全貌も公開。さらに、最新から過去のものまで、25年分の服400点以上が一堂に集結する「洋服の森」、建築家・中村好文氏とのコラボ作品「シェルハウス」も設置されている。撮影OKな展示空間が多いのも嬉しいポイントだ。料金は一般1400円。入場は日時指定による事前予約制で、毎月1日・15日に順次2週間分の予約を開始する。

文/みやけなお

公式URL

展覧会『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』
期間:〜2020年11月8日(日)
※会期等が変更になる可能性あり
会場:兵庫県立美術館 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 (HAT神戸内)
料金:一般1400円 ※観覧は日時指定の事前予約制、詳細はHPをご確認下さい
電話:078-262-0901(代表)

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