尾崎裕哉、父・豊の楽曲を熱唱…継承と革新のコンサート

2020.8.20 19:15

熱唱する尾崎裕哉(15日・兵庫県西宮市)写真/渡邊一生

(写真4枚)

シンガーソングライターの尾崎裕哉が15日、「兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール」(西宮市)にて、オーケストラ公演『尾崎裕哉 Premium Symphonic Concert 2020ー継承と革新ー』を開催。ボーカリストとして着実に進化を遂げつつ、次のステップへ踏み出そうとする尾崎の現在の到達点を示したステージとなった。

コロナ禍によって3月と5月に2度の公演自粛を余儀なくされ、政府のガイドラインに基づいて会場収容人数の50%以内となる定員を遵守し、観客のマスク着用や手指消毒・検温の実施、公演途中での換気など、入念な感染予防対策を徹底したうえで開催された同公演。計6台のカメラによる臨場感に溢れたライブ同時配信も実施された。

全員が黒いマスクを着用したビルボードクラシックスオーケストラの面々が登場してチューニングを終え、指揮者の栗田博文がタクトを振ると、オーケストラが優雅な序曲を奏でるのをバックに尾崎が拍手に迎えられてステージの中央へ。

そのままオープニング曲の『君と見た通り雨』を歌い、会場に集まった観客と配信を通して鑑賞しているファンに感謝の意を伝えた後に、『この空を全て君に』と自身のナンバーを続けると、ピアノだけのシンプルな伴奏から父親・尾崎豊の代表曲のひとつであるメロウな名曲『Oh My Little Girl』を。

同じラヴソングでも、節回しの独特さや歌詞の言葉の強度が一気と増してくるところを見事に歌い切り、あらゆる世代が混在するオーディエンスを魅了した。

世界的指揮者、栗田博文率いるビルボードクラシックスオーケストラとともに披露する尾崎裕哉(15日・兵庫県西宮市)写真/渡邊一生

続くMCでは、公演タイトルを「THIS IS MY ANTHEM」から「継承と革新」へ変更したことについて触れ、自身と父親の唯一の繋がりでもあるという尾崎豊の楽曲に新たな表情や世界観を付けられたら、と今回の公演テーマを語った。

そして、前半のハイライトとなったのは、軽快なアレンジによる自身の『サムデイ・スマイル』に続けて歌った2曲。躍動的なオーケストラにソウルバードクワイアのコーラスも加わる重厚なアレンジを施した『15の夜』に、エレガントな伴奏をバックにすることで歌詞の尖った言葉が浮き立った『卒業』。誰もが知る名曲中の名曲を「継承」しつつも、当時にはなかったアレンジなどで新たな魅力を引き出そうという意志が、そこには確かに感じられた。

billboard classics「尾崎裕哉Premium Symphonic Concert 2020 -継承と革新-」

日時:2020年8月15日(土)・16:30〜
会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

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