淡路島の「ホタル乱舞」見頃に、ベストな鑑賞は?

2020.6.9 17:21

2020年6月1日撮影、成相川上流でのホタル

(写真1枚)

夏直前の6月、淡路島の人々の楽しみの一つである「ホタル観賞」。今年も幻想的なホタルの舞いが6月2日から目撃され、見頃は約2週間とされている。

都会では今では観ることが出来ない貴重な昆虫だが、島内で多くのホタルを鑑賞できる三大名所として、「成相渓谷」、春の桜や秋の紅葉が美しい「諭鶴羽ダム」(以上は南あわじ市)、島内唯一の滝の名所「鮎屋の滝」(洲本市)が有名だ。川沿いの草木周辺を飛び回り、そっと手のひらをさしだしてしばし静止していると、ホタルが止まり光を放つことも。

洲本温泉旅館「海月館」の栗原昌広さんは、「ホタルが光を放つのは求愛行動。毎年6月中旬がピークで、曇りで、蒸し暑く、無風状態の日に乱舞します。葉や草木に留まって光っているのはメス。オスはメスを見つけると求愛を始めます。まさにナンパですね。夜の19時半頃から21時頃までがもっともお薦めで、何百ものホタルの乱舞が見られます」と見どころを教えてくれた。ちなみに21時以降はカップルが成立し、草木の上で静かに光を放つ姿を鑑賞できる。

ホタルの生態を守るために捕獲はもちろん、光を照射するなどの行為は控えて、幻想的な景色を静かに満喫を。いずれの場所も入場無料で、諭鶴羽ダムと鮎屋の滝は駐車場あり。

「成相渓谷」
住所:兵庫県南あわじ市八木馬回

「諭鶴羽ダム」
住所:兵庫県南あわじ市神代浦壁

※成相渓谷、諭鶴羽ダムの問い合わせ
「南あわじ観光案内所」
住所:南あわじ市福良甲1528-4 
営業:9:00~17:00 火曜休
電話:0799-52-2336 

「鮎屋の滝」
兵庫県洲本市鮎屋334-2

※鮎屋の滝の問い合わせ
「洲本観光案内所」
住所:洲本市港2-43 洲本バスセンター内 
営業:9:00~17:00 木曜休
電話:0799-25-5820

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本