フジロック、来年8月に開催延期「本当に残念だ、ゴメン」

2020.6.5 13:15

2016年開催時のグリーンステージの様子 ©宇宙大使☆スター

(写真1枚)

日本最大規模の野外音楽イベント『フジロックフェスティバル』が5日、新型コロナウイルスの影響を受け、8月21~23日に予定していた今年の開催を中止すると公式ホームページで発表した。1997年の初開催以降、中止となるのは初めて。

日本のロックフェスティバルの先駆けで、毎年夏に新潟県湯沢町・苗場スキー場でおこなわれている同フェス。現在の状況が正常化することを期待し、予定通りのフェスティバル開催を目指し準備してきたという。

しかし海外アーティストも多く来日する同フェスにおいて「世界的に収束の目処は立っておらず、現時点において日本への入国拒否対象地域の拡大など、厳しい制限措置は未だに解除されていません」と説明。

主催のスマッシュ・日高正博代表は、今年の開催を楽しみにしていた人に向け、「出演してくれるバンドやスタッフ、関係者の皆様、なにより苗場まで来てくれるあなたたち、お客さんの健康と安全面を考えると、主催者として今年の開催を進めることはできないと決心しました」とコメント。

開催は2021年8月に延期すると発表しており、「今年のチケットをキープしてくれた人達に、記念になるような面白いプレゼントも考えています。こんな時だからこそ、フジロックでみんなと少しでも勇気と元気を分かち合えたらいいなと思っていたんだけど、本当に残念だ。ゴメン」と話した。

購入済みのチケットについては払い戻しとなる。また、来年のフジロックでも有効となるため、保有したまま来年利用することもできるという。詳細は、近日中に公式サイトで案内がある。

今年はTHE STROKESやTAME IMPALAら海外勢のほか、忌野清志郎 Rock’n’Roll FOREVER、NUMBER GIRL、King Gnuらの出演が決定していた。

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