早々に再開準備進めていたUSJ「新しい楽しみ方作りたい」

2020.6.4 14:15

キャラクターとのグリーティングもソーシャルディスタンスとして約2mの距離をとることに(6月4日・USJ)

(写真3枚)

6月19日に営業を再開する「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)が4日、再開にあたって強化した衛生管理体制をメディアに公開した。

この日、スタッフも取材陣もマスク着用が義務付けられ、検温や手指消毒などが徹底された取材会。パーク内を歩くと、並ぶ列が想定される場所には1〜2mおきにマーキングがされていた。

2月29日から臨時休業をしていた同パーク。衛生管理対策を担当した有田順一部長は、「閉めた段階からいろいろな対策を考え始めました」と当時を振りかえる。

「その後、行政のガイドライン、業界団体との連携、保健機関のアドバイスをいただきながら、対応策を作ってきました。それをベースに、実際にどのように反映していくのか徐々に準備を進めて、やっとこのオープンにいたった」と明かす。

また、「テーマパークですので、たくさんの方にお越しいただくことを想定して設計されている。そのなかで距離をおくとか、人数制限をかけるというのは・・・」と苦労も。

「楽しめるお客さまの数というのがありますので、そこをいかに両立していくのが非常に難しかった。ただし、今は安全第一ですので、そちらを優先してすべて組み立てています」と話した。

これまでと同じ営業体制に戻ることは難しい状況のなか、「入場者は通常営業時の半分以下を目処に、最初をそれよりぐっとしぼってスタートさせます。ゲストのみなさまには、いろいろなご協力をお願いしながら、クルーと一緒に新しい楽しみ方を作っていければ」と、意気込みを話した。

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