人気イラストレーター、擬人化した通天閣描く「熱意を感じて」

中村佑介が描いた「通天閣」モチーフのイラスト。後ろでビリケンさんとアマビエが微笑んでいる
アジアン・カンフー・ジェネレーションのCDジャケットや、小説『夜は短し歩けよ乙女』の書籍カバーなどで知られる人気イラストレーター・中村佑介が23日、自身のSNSで「通天閣」をモチーフにしたイラストを公開。個人活動として発表した中村に、作品へ込めた思いを訊いた。
新型コロナウイルスに関する大阪府独自の警戒基準の到達レベル周知を目的とするライトアップで、14日から緑色に点灯している「通天閣」(大阪市浪速区)。今回、中村は緑色に染まった「通天閣」をイメージした女の子がマスクをしながら旗を振るイラストを公開した。
18歳から大阪で暮らしており、10年ほど「通天閣」が見える地域に住んでいたという中村。今回のイラスト制作は「通天閣の熱意」を感じたことがきっかけだという。「(4月9日から)営業していないのに大阪府民のために点灯させるなんて、粋だなと。大阪の感染者を減らすために行動する、通天閣のポジティブなエネルギーに応えたくなりました」と話す。
続けて、「気持ちに感銘を受けて勢いでまずは走っちゃうってところが、大阪の好きな気質なんです。通天閣近辺は大打撃を受けているはずで、普通ならお金をかかることをしようだなんて考えられないはず・・・。いい意味で後先考えない、とても大阪らしいアイデアですよね」と、大いに心を動かされたそう。
イラストが公開されると、SNSでは「元気になる」「涙が出た」などコメントが多く寄せられたほか、「通天閣」の公式ツイッターも「通天閣公式パンフレットで紹介したいと思うほどの素敵なイラストです」と感動の声をあげた。
中村は「ライトアップで周知する試みは、全国のランドマークが採用してみても良いのではないでしょうか? 緑色は調和の色で、気持ちが穏やかになりますから。先行きが見えないときではありますが、ストレスをぶつけ合わないようにできる限り穏やかに過ごしたいですね」と呼びかける。
臨時休業中の「通天閣」は5月30日より営業時間を短縮して再開すると発表。ライトアップは31日まで実施される予定。
取材・文/小田切萌
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