大阪府民3千人対象に抗体検査「感染状況を把握し対応策を」

2020.5.14 19:45

大阪府庁(大阪市中央区)

(写真2枚)

大阪府の吉村洋文知事が5月14日、新型コロナウイルス感染症の感染歴を調べる抗体検査を、大阪府民に対して6月中に実施すると明言。吉村知事は、「無症状の陽性者も多く、正確な致死率や実態把握し、対応策を打ちたい」と語った。

今回の検査について、「個人の抗体を調べるというより、大阪府民全体ににどれくらい広がっているのだろうか、というのが調査目的」と吉村知事。「どれだけ市中に感染しているのか感染率をきちんと割り出すことが非常に重要だと思っている」と語った。

今回の背景として、「これまで病院単位で抗体検査がおこなわれ、約1%に抗体があったという結果が出ている。府民880万人に換算したら約9万人。無症状の人がかなり多いのも予想される」という吉村知事。

「2〜3%と言われている致死率って、実はそんなに高くない可能性もあります。それは安全という意味ではなく、真実として。これが正確にわかれば、例えば第3波が来たときを想定して用意すべきICUの数など、今後取りうる対策の参考になる」と、その目的を説明した。

検査は、府が配布するスマホアプリ「アスマイル」の登録者に協力を求め、府民2000~3000人に対して実施予定。

2019年10月に府が提供を開始したこの健康アプリを利用する理由について吉村知事は、「府内に6万5千人の登録者がいて、性別、住んでいる地域、年齢などを登録してくれている。そのため(検査対象者を)バラけることで府内全域の感染状況を把握したい」と説明した。

取材・写真/岡田由佳子

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