商業施設「京都マルイ」（京都市下京区）が、５月１２日をもって閉店したことを発表した。

住友不動産との賃貸契約満了に伴い、２０１９年１０月に今年５月末の閉店を告知していた同店。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、京都の商業施設のなかでは早々に４月８日から臨時休業に踏み切っていた。

緊急事態宣言が５月３１日まで延長されたため、今回の決断に至ったとのことで、公式サイトでは「この京都の地でこれまで営業を続けさせていただいたこと、京都で皆さまからいただいたご縁を決して忘れることはございません。開店以来、約９年間にわたりご支援いただき、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べている。

ＳＮＳでは、「すごい寂しい」「最後に１回行きたかった」「マルイのない四条河原町の光景ってちょっと想像つかない」といった悲しみのコメントがあがっている。また、兵庫の「神戸マルイ」、大阪の「なんばマルイ」（地下のベーカリー「カスカード」のみ営業）は当面の間休業している。