博物館内をネットで観賞、みんぱくの膨大な展示数に驚きの声

2020.5.11 17:00

「みんぱくバーチャルミュージアム」の操作画面イメージ

(写真4枚)

新型コロナウイルスの影響で休館中の「国立民族学博物館」(大阪府吹田市)が、オンラインで館内を探検できる「みんぱくバーチャルミュージアム」を公開。展示物の多さや解説まで読める鮮明さに「何時間でも見ていられる」とSNSで注目を集めている。

同館は「みんぱく」の愛称で親しまれ、世界各地の生活用具や民族衣装などを展示する世界最大級の民族学博物館。休館中の現在は「休校中の子どもたちが家のなかでも出来ることを」と、公式サイトで「おうちでみんぱく」と題したページを公開している。

ぬり絵やワークショップ動画など、子どもが楽しめるコンテンツが集まる同ページ。同館の広報担当者は、「ぬり絵はすべてみんぱくの展示場にある資料です。好きな色を塗りながら、これはどんな国の人がどんな風に使って(着て)いるのだろう、などと想像して手を動かすと楽しいと思います」と説明する。

なかでも本館展示場をパノラマムービーで撮影した「みんぱくバーチャルミュージアム」は見もの。以前から展示記録として制作・公開していたもので、広い館内をなるべく俯瞰できるようカメラ位置にこだわり、資料名などのパネルの文字もはっきり読めるよう考慮されている。

ツイッター上では、「落ち着いたら行ってみよう」と今回初めて知った人をはじめ、「閉館時間を気にせず楽しめる」「また行きたくなった」などみんぱくファンからもコメントが寄せられている。

同ページはコロナ収束後も、引き続き公開の予定。担当者は、「このページを通して、当館の展示物や研究、世界の人びとに興味を持っていただき、再び開館した際には、ぜひ当館で本物の展示資料を見ていただければ」と思いを語った。

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