新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、冠婚葬祭やイベントの自粛で打撃を受けた花き業界。そんななかお花を入手するきっかけとしてフラワーショップと焼き菓子店のコラボによる『おうち時間セット』がスタートした。

色とりどりの生花やドライフラワーを扱う「ｑｕｏｔｉｄｉｅｎｎｅ（以下コティディエンヌ）」と、人気焼き菓子店「Ｐｏｎｙ Ｐｏｎｙ Ｈｕｎｇｒｙ（以下ポニーポニーハングリー）」（大阪市西区）が、４月８日からスタートしたのは焼き菓子とミニ花束のセット。「ステイ・アット・ホームをご機嫌に過ごすための癒やしを」がコンセプトだ。

コティディエンヌの店主の藍川和子さんは、「生産者さんの出荷も減少し、市場に出回る花の種類も数も限られています。厳しい現状だけれども１本の花が少しでも癒やしになれば。そして、私自身が食いしん坊なので、やはり食べることも癒やし」と、以前から交流のあるポニーポニーハングリーの店主に今回のコラボを提案したのだという。

実際に自分への癒やしはもちろん、友だちや家族へと贈られ喜ばれているとのこと。『おうち時間セット』は、季節の花約３輪と、焼き菓子３個がセットで２８００円（税・送料込）。２日前までの予約で、店頭での購入も可能。５月中旬以降はクール便での配送を予定（価格未定）。詳しくはＳＮＳで確認を。

取材・文・写真／杉田裕路子