デザートに音楽? 斬新コラボで飲食店を応援

2020.5.4 12:00

ツーヤンさんが描いたイラスト(写真分は第3弾目)。幸運を招くとされる縁起人形「福助」をモチーフにしたイラストがかわいい

(写真3枚)

関西を拠点に国内外で活躍するイラストレーター2yang(以下、ツーヤン)さんが発起人となり、「音楽付きお弁当包み紙」で飲食店を応援する取り組みがおこなわれている。

新型コロナウイルス感染拡大にともない、「営業自粛や短縮営業を余儀なくされている飲食店を少しでも応援できれば」と4月11日よりフリーダウンロードを開始したのが、イラスト入りの包み紙だ。

家でお弁当を食べながら、音楽を「デザート」として楽しんでほしいという思いが込められた今回の企画。紙の一角にあるQRコードを読み込むと、ヒップホップアーティストのロボ宙、シンガーasuka andoの録り下ろし楽曲が、ダウンロードできる。

東心斎橋のカレー店「Buttah(ボタ)」(大阪市中央区)でも包み紙を使用し、「ツーヤンさんから『こんな企画を考えている』と話を聞いて、ぜひやってください!って。この包み紙をお目当てにテイクアウトを注文してくれる人も増えました。家で一人で食べるときに、音楽がちょっとでも喜びを与えてくれるのっていいですよね」と店主・川崎誠二さんは話す。

「こういう応援の仕方もあるんだ、とほかのアーティストさんたちもどんどん発信してもらえたら」とツーヤンさんも、ジャンルを超えたコラボを促す。こちらの用紙は関西では、お酒とごはんの店「一三三(アイサンサン)」、たい焼き屋「招き猫餡舗」のほか、東京、鳥取、岡山と全国で利用されている。

ダウンロードは飲食店での利用拡散を呼びかけ(一般の利用は自粛を)、全国のコンビニ(ローソンとファミリーマート)のネットプリントで、5月12日まで可能。

取材・文・写真/杉田裕路子

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