西宮の神社、アマビエ護符を配布「少しでも安心できるものを」

2020.4.17 08:00

アマビエ護符を配布している「廣田神社」(兵庫県西宮市)

(写真2枚)

兵庫県西宮市の「廣田神社」が、新型コロナウイルスの影響で注目を浴びている妖怪・アマビエを描いた護符を用意し、3月19日から参拝客に配布。配布枚数は1カ月で3000枚を超えたという。

江戸時代に半人半魚で光り輝く姿で海から現れ、豊作や疫病の予言をしたという逸話が伝えられる妖怪・アマビエ。「疫病が流行した際は、私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ」と言って海へ帰ったという言い伝えがあり、「疫病退散にアマビエの力を借りよう」とSNSで書き写す人が続出した。

同神社でも、新型コロナウィルスが流行し出し、厄払いの参拝客が目立ってきた3月中ごろ、SNSで拡散されているアマビエを見て「護符を作って参拝客に配ろう」と、禰宜の嶋津宣史さんが発案したという。

「こういうときに少しでも安心できるものを提供したいと思い、護符は京都大学附属図書館の資料を参考にさせていただき、職員がイラストを製作しました」と話す。

一時期は「御札が欲しい」と参拝客が増えたこともあったが、嶋津さんは「御札はあくまでも心の拠り所なので、不要不急の外出は控えて。近隣の方はお散歩がてら参拝しに来るときに、手にとってもらえたらうれしい。大変なときですが、みんなで心を一つにして乗り切れたら」と呼びかけた。

取材・文/小田切萌

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