神戸市が人の流れを可視化「政府要請の接触8割減は程遠い」

2020.4.12 13:00

市営地下鉄「三宮駅」平日の乗客数の変化(提供:神戸市)

(写真5枚)

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、市役所業務をコロナ対策に集中させている神戸市。新たに発足した「データ解析チーム」で、人や車の流れを解析して、市民の行動が可視化できるようになったことが、4月9日の市長定例会見で発表された。

今回解析したのは、1.都心部である市営地下鉄「三宮駅」の乗客数(通勤客の流れを分析するため)、2.郊外の市営地下鉄「西神中央駅」の乗客数(住宅地の流れを把握するため)、3.山麓バイパスの通行車両数(三宮への車の流れを把握するため)の3項目。

2月1日から緊急事態宣言が発令された翌日の4月8日までを調査し、その結果が平日・休日に分けて週ごとに公表された。

どの交通手段も、2月から3月前半にかけては乗客・通行数が減少傾向にあったが、「コロナ疲れ」のためか、3月の3連休前後に微増。オリンピック延期が発表され、状況がいよいよ深刻になった3月下旬からは、再び減少傾向にある。

減少幅がもっとも大きかったのは市営地下鉄「三宮駅」の乗客数で、平日は45.5%減、休日は55.3%減だった。

神戸の久元喜造市長は、「人々の行動は変わってきているが、政府が要請する『8割の接触減』には、まだまだ程遠い。神戸でも感染拡大が進んでいるので、数値を可視化することで、在宅勤務の促進など市民のみなさんの外出自粛につながれば」と話した。

なお、大阪方面との往来手段となるJRなどの乗客数を解析するかどうかは、今後検討するとしている。本データは市の公式サイトで公開されており、オープンデータであるため、二次利用(加工、編集、再配布、営利目的もOK)が可能となっている。

取材・文・写真/合楽仁美

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