東京進出のクロスバー直撃「僕らは雑草世代の代表格」

左から、小道具をすべて手作りする前野悠介、ギャグを次々繰り出す渡邊孝平
「給料3000円時代も。耐え忍ぶ力が育った」(渡邊)
──「baseよしもと」「5upよしもと」「よしもと漫才劇場」と17年の間に若手が出演する劇場も変わっていきましたね。
渡邊「baseよしもとの舞台に立つには、まずオーディションがあったのですが、合格するのに4年くらいかかったかな?」
前野「ネタをしても30秒くらいで切られる。渡邊がセリフを噛み倒して、ゴングが鳴って、僕は挨拶だけして袖にはける。箸にも棒にも掛からぬ4年間。3年目でやっと2分間ネタをやり切れるようになりました」
渡邊「合格した瞬間はまだ覚えていますね、合格音とかも。たったらった・・・あれ? 覚えてない! でも、落ちたときの音は覚えています。一時期、その音を携帯の目覚ましのアラームにしていたんです。ドキッとするから絶対起きられるんですよ」
前野「それくらいトラウマな音。でも、苦労して舞台に出られるようになったので、最初は土足OKなのに、楽屋も靴を脱いで入っていましたね。楽屋は神聖やった」

渡邊「それが今では、出番ギリギリまでソファでごろんと寝ている・・・! baseよしもとがなくなり、5upへと変わったときに、僕らは大阪・阿倍野のスペースナインという劇場に移ることになったんですが、本当に狭いし、お客さんも少なくてツラかった」
前野「ツラ過ぎて、渡邊に何も言わず髪の毛をピンクにして行ったことも。あの時期は精神がやられていましたね」
渡邊「それまではバイト代を足せば生活はできるという感じだったのに、一度給料が3000円だったことがあって。あ、終わったと思いました。でも、あれを耐えたということはだいぶ強くなっているし、東京でツライことがあっても平気かと」
前野「阿倍野時代は、すっごい加圧トレーニングしたと思っています」
──そんな大変なときも、芸人を辞めたり解散するという話はなかったんですか?
渡邊「耐え忍ぶ力や鈍感力が育っているんじゃないかと。普通、しんどいときはコンビで話し合うと思うけれど、僕らはあえて言わない。ツラい時代も耐えてきたし、細かいところは違うと思うけれど、大まかな考えは一緒なはずと」
前野「性格は真逆だけど、言わないというとこだけ同じなんです。俺がこう考えているから、渡邊もそうだろうと。向いている方向は一緒かなと。あと、僕らNSC25期生は雑草の世代と呼ばれているんです。ジャルジャルやプラス・マイナス、銀シャリが同期なんですが、なかなか良い花は咲かせへんけど、なかなか枯れないって銀シャリの橋本が言っていました。そのなかでも、僕らは代表格と言われている。確かに諦めは悪いと思いますね」
渡邊「まぁ、楽しくやれていますしね! お休みの日でも楽屋に来て、後輩と遊んで。高校の部活みたいな感じ。大阪を離れるとそれがなくなるのが寂しいですね」

──東京に行く前に、お互いのココを治してくれ!という点はありますか?
前野「渡邊の滑舌の悪さと、声の小ささですかね。1分間で40回噛んだことがあるんですよ! 大どんでん返しというセリフを『どですかでん』って言っちゃったり。噛みすぎて吉本新喜劇のセリフが削りに削られ、4行に減ったことも。最終的に噛まずに言えたのが、『浪花警察署の渡邊です』という自己紹介のセリフだけ。あとの3行は全部噛んで、敬礼して『では!』と帰るだけなのに、『どあ!』って言ったんですよ」
渡邊「セリフが少なすぎて逆に緊張して」
前野「本人は緊張しないみたいな感じで言っているんですけど、いつもガッチガチで、超音波の電動歯ブラシかっていうぐらい震えているんですよ」
渡邊「武者震いってやつですよ。ひとすべりしたら、ブルブルって震えるんです!」
──ネタを拝見していると、緊張の様子なんて微塵も感じないのに意外です。東京に行くと緊張する機会も増えると思いますが、ご活躍を応援しています!
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