西宮阪急の新売場、テーマは心と身体の「美と健康」

2020.3.19 07:00

東京でドラッグストアを展開するトモズと共同開発した「THIS IS 365」

(写真9枚)

百貨店「西宮阪急」(兵庫県西宮市)が3月18日、心と身体の美と健康をテーマにした売場「ウェルネスデイズ」をオープン。これまで展開してきたライフスタイル提案型売場の一環となっている。

「2008年開業当時のモノ消費から、価値観が異なってきている。いかに自分のライフスタイルに合うかが重要視されるように。ただカテゴリーごとに分けるのではなく、商品を組み合わせて、新しいコンテンツを考えていくのが今後の小売業の役目と考えている」と、店長の杉崎聡さんは説明する。

そのため、客層としてイメージしたのは西宮市という土地柄、「家族を大事にし、愛情あふれる暮らしを営む人々」だという。その思いから発想された、2017年に登場した「パンのある暮らし」を提案する売場では、小麦粉などの材料、うつわ、インテリア雑貨を展開。

それに続けて、2018年には家事や生活が楽しくなるようスヌーピーのオリジナルアイテムが充実する「Peanuts LIFE&TIMES」。2019年に育児も家事も積極的におこなう父親像をイメージして、ファッション、ベビーグッズ、お掃除グッズを紹介する「ジャッカブルー」をオープン。その結果、35〜45代のお客が増加傾向にあるのだそう。

そして、今回の売場は世界保健機関(WHO)が提案する、体、精神面、社会的にも健康を目指す「ウエルネス」がテーマ。もともとあったスポーツと趣味の売場を一新し、ハワイのワイキキビーチをイメージした店舗デザインで、内外からの美を追究していく。

健康食品や化粧品が並ぶドラッグストア「THIS IS 365」、ウォーキングを楽しむための「西宮ウォーク&ライフ」、スポーツウエアやマリンライフに似合う雑貨を提案する「リゾートフルライフ」。そして、所作の美しさを育む「ダンス・バレエ・ヨガ」、また体型を整える下着を「メゾン・ド・ランジェリー」が、売場「ウエルネスデイズ」に並んでいる。

「良質な商品であるのはもちろんのこと、ときめくようなビジュアルも大事にしている。この売場で自分に一番合ったものが選べるように従業員のサービスも進化させていきたい」と話す。営業は10時〜20時(3月24日までは〜19時)。

「西宮阪急」

住所:兵庫県西宮市高松町14-1 
時間:10:00~20:00(〜2020/3/24は〜19:00閉店予定。変動する可能性あり)
電話:0798-62-1381(代表)

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