ミュージカル女優・葵わかな「音楽の力ってすごい」

ミュージカル『アナスタシア』でヒロインに挑む葵わかな
「脚本に書かれてない所をいかに想像できるか」(葵わかな)
──『アナスタシア』は、記憶喪失の娘・アーニャが、自らの過去と本当の望みに向かい合う物語です。題材となっているアニメと筋はほぼ同じですが、異なる点も多いですね。
そうですね。(アーニャと敵対する)魔法を使う人(ラスプーチン)も出ないですし、もう少し現実に寄せた世界です。

──ラスプーチンの代わりにアーニャを追い詰めるのが、ロシア政府の将官・グレブです。舞台版は彼の存在によって、シリアスな人間ドラマの側面が浮かび上がっています。
アーニャや(彼女に同行する)ディミトリやヴラドが、希望に向かって走っているのに対して、革命の残酷さや冷酷さを体現している人物です。明るい話にひとつ影を加えていて、それによって物語に立体感や、現実味が生まれているという気がします。
──アーニャは勝ち気でたくましいけど、随所で記憶がないことの不安や、「本当にアナスタシアかもしれない」という気品を見せなければならないので、難しそうな役ですね。
一番課題になりそうなのが、アーニャの強さと弱さの案配。ディミトリやグレブのセリフや歌で「こんなに震えて怖がる彼女を、僕が守らないと」というのがよく出てくるので、本当は普通の子だけど、自分に活を入れて強く見せてるだけじゃないかな? と感じています。さらにこの2人には、女性として意識されないといけないんです。

記憶がないことに真実味を持たせることも含めて、アーニャのキャラクターがハマらなかったら、全体の説得力がなくなってしまう。だからただの「強い子」ではなくて「こういう事情があって強い子」という、その背景をどういう風に表現するか。それは脚本に書かれてない所を、いかに想像できるかにかかっている気がします。
ミュージカル『ANASTASIA(アナスタシア)』
日程:2020年4月6日(月)〜18日(土)
会場:梅田芸術劇場メインホール(大阪市北区茶屋町19-1)
料金:S席13500円、A席9500円、B席5500円ほか
電話:06-6377-3800
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
京都「オーバーツーリズムって何?」#空いてる国宝萬福寺[PR]
NEW 14時間前 -
【大阪・関西万博2025】最新情報まとめ!地元編集部が取材してわかった、人気グルメから穴場スポットまで
NEW 2025.10.13 11:00 -
淡路島の「日本酒」に注目!秋の旬と味わう旅へ[PR]
2025.10.10 17:00 -
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.8 11:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.8 11:00 -
港町の心地よさに浸る、OMOろい旅 in 函館[PR]
2025.10.7 16:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
2025.10.7 11:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.10.6 00:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.10.1 08:30 -
なぜこんなに「宇治抹茶」が世界的に人気なのか?[PR]
2025.9.30 08:00 -
写真を撮って…豪華賞品ゲット!期間限定コンテスト[PR]
2025.9.29 19:00 -
話題の新作ノンアルビール、飲んでみた[PR]
2025.9.24 11:30 -
OsakaPointでおいしくたのしく大阪めぐり[PR]
2025.9.22 17:00 -
万博・ポーランド館で人気、現地さながらの体験とは?[PR]
2025.9.12 13:30 -
万博で日本一やかましい祭!?三重の魅力を1日で堪能[PR]
2025.9.12 07:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
2025.8.22 17:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00