男だらけのゴツプロ!新作舞台「役者に寄りそう生演奏」

2020.2.8 06:00

舞台『狭間の轍』東京公演より 写真/MASA HAMANOI

(写真3枚)

東京の小劇場界で活躍してきた役者らが立ち上げた劇団「ゴツプロ!」。彼らの最新公演『狭間の轍』の大阪公演が、「近鉄アート館」(大阪市阿倍野区)で2月9日までおこなわれている。

40代の男性俳優のみで構成される同劇団。2016年の旗揚げから毎年作品を発表し続け、5作目となる今回は民謡を題材に、北海道の漁師町での人情喜劇が描かれる。

作・演出は、男ばかりのなかで紅一点の山野海。俳優で同劇団主宰の塚原大助とは、山野が主宰の劇団「ふくふくや」の同志だ。

「みなさんビックリされるんです。おじさんじゃなくておばさんが書いてるので(笑)。立ち上げからずっと書いていて、演出家はここがデビュー」という。

旗揚げから2作品を発表後、「どうせ男でやるなら和太鼓をやりたかった。でも、借りるにもお金が莫大にかかるので、もうひとつやりたかった津軽三味線を」と3作目で津軽三味線の一族を題材にした。

俳優らは1年間かけて修業したというが、そのときの師匠が、津軽三味線の三大流派のひとつ・小山会の三代目・小山豊。「立ち上げからずっと相談にのってもらっていて、一緒に作ってる」(山野)と、新作では音楽を担当し、舞台で生演奏を披露する。

舞台『狭間の轍』東京公演より、中央が小山豊 写真/MASA HAMANOI
舞台『狭間の轍』東京公演より、中央が小山豊 写真/MASA HAMANOI

幕開けから三味線と尺八のパンチのある生演奏が響き、劇中のBGMでも物語の合間をうまくつなぐように音が紡がれる本公演。

民謡の深みある趣はもちろん、耳障りの良い音階も奏でる小山について、山野は「天才です。それと役者の気持ちに沿ってくれる」と絶賛。今回の公演は特に、「小山豊に出会えたことがものすごい大きいです」と打ち明けた。

ニシン漁独特の文化「ソーラン節」を唄う波声船頭(はごえせんどう)と漁師たちが繰り広げる人情喜劇で、笑いや涙のなかに民謡の音色がグッと胸に響くのが魅力。山野は、「私の世代って民謡ってかっこ悪いというのがあったけど、今は超絶カッコいいですよね」と話した。大阪公演は2月6日から9日まで、チケットは5500円。

舞台『狭間の轍』

日程:2020年2月6日(木)〜9日(日)
会場:近鉄アート館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 8F)
料金:前売5000円、当日5500円
電話:06-6622-8802

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