ミキが大賞「5回目でやっと獲得できた」

2020.1.14 06:00

映画館でトイレに行かないようにするために「濡れポップコーン」を食べる、というネタを披露したミキ(1月13日・なんばグランド花月)

(写真2枚)

若手芸人を育成・サポートする上方漫才協会による『第5回 上方漫才協会大賞』が1月13日、「なんばグランド花月」(大阪市中央区)で開催。ノミネート64組のなかから、兄弟お笑いコンビ・ミキが大賞を受賞した。

2012年に、実の兄弟である兄・昴生と弟・亜生で結成されたミキ。しゃべくり漫才をベースに2019年4月から東京へ活動拠点を移し、全国放送の番組やドラマ、雑誌、CMなどに多数出演する。

今回の受賞は、確かな実力と人気を高めていることに加え、全国ツアー『ミキ漫2019』を成功させるなど精力的に漫才活動に力を入れてきた点も評価。協会会長の中田カウスが、「1年間のトータルアンケートで、だれの私情も入らない審査結果。相当忙しいのに漫才を忘れていなかった。ミキに決定は、みなさん納得」と称えると、会場から拍手が起こった。

昴生は、「毎回、ノミネートしていたけれど5回目でやっと獲得できた。とてもうれしい。ずっと漫才劇場で頑張ってきてよかった」と笑顔。さらに、「賞金500万円の使い道なんですけど・・・」とボケると、亜生から「ないです。賞金ないです」とツッコまれた。

続けて「この賞でグリーン車になります!」と宣言した昴生。しかし、カウスに「(会社から)干されるわ・・・」と一蹴され、会場に笑いが起こった。

同賞はこれまで、1回・アインシュタイン、2回・吉田たち、3回・トット、4回・見取り図が受賞。ミキを含む歴代受賞者5組は、2月11日から全国5都市で全国ツアーをおこなう。

各分野のプロデューサーが2019年に活躍した芸人を対象に推薦し決定したこの賞。このほか、特別賞にかまいたち、話題賞にはミルクボーイとラニーノーズ、新人賞はチェリー大作戦が受賞した。

取材・文・写真/岡田由佳子

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