年間2億食!? うどんスープが売れ続ける秘密

2020.1.3 17:00

大阪からJRで1時間20分、本社がある兵庫県たつの市にやってきました! 遠かった・・・

(写真8枚)

長野県出身、関西在住6年目・・・ライターとして日々京阪神を取材するなか、先日、生粋の大阪育ち・編集Mさんに「ヒガシマル醤油の『うどんスープ』はさすがに食べたやんな?」と突然聞かれました。「え? うどんにスープってどういうことですか?」と聞き返すと、「えっ知らんの? 関西では認知度100%やで!」と言われてしまい・・・。

調べてみたら、ヒガシマル醤油の「うどんスープ」は1964年に誕生し、55年の歴史を持つとのこと。年間に食べられているのは、なんと2億食! うどんのおつゆだけでなく、茶碗蒸しなどいろんな料理に使えるとのこと。年末年始もうどんスープで年越しそばやお雑煮、おでんを作った方もいるのでは?

ちなみに私もうどんスープを使って炊き込みご飯を作ってみら、彼氏に「天才やな」と褒められました(入れただけで・・・)。うどんスープが愛される秘密を知るため、「ヒガシマル醤油」の本社と工場がある兵庫県たつの市まで行ってきました。

■「うどんスープ」はなぜ粉末?

今回お話していただいたのは、「ヒガシマル食品」商品管理課課長の松村泰憲さん。うどんスープなど、粉末のものは「ヒガシマル食品」が手がけています。

──早速ですが、私、最近まで「うどんスープ」を知りませんでした。申し訳ございません。

「いえいえ、とんでもないです。我々も、もっと広げていかなくてはなりませんね。ちなみに、国内のスーパーはほぼ網羅していて、近年はさぬきうどんブームや交通網の発達により、東日本の消費量もあがってきているんですよ」

一級惣菜管理士の資格も持つ、デキる課長! ヒガシマル食品株式会社・商品管理課課長の松村泰憲さん

──年間2億食食べられていると聞きました。驚きの量です。

「ちなみに秒数で換算すると、1秒約6食です」

──すごい・・・。今この時間も誰かが食べているんですね。「うどんスープ」は55年前にどのような形で誕生したんですか?

「最初は個包装の袋詰からスタートしました。市場でせいろの上にうどん玉が売っているところに、個包装で置いていたと聞いています。そこからスーパーマーケットの普及により、陳列しやすいように箱詰めとして売られるようになりました」

粉末タイプの商品は60種以上もあるんです

──そもそも、うどんスープはなぜ粉末なんでしょうか?

「うどんのつゆって、家で作ろうと思ったら『だしを取って醤油とあわせて・・・』って、少し手間がかかりますよね。なので、簡単にお湯を入れるだけで美味しいうどんが食べられるように考案したのが、このうどんスープなんです」

──インスタントってことですか?

「いやいや、ただのインスタントじゃありませんよ。粉末には鰹節そのものが入っていて、丼鉢に粉を入れてお湯を注いだときに、新鮮なおだしを楽しめるように作っています」

──毎回おだしが取り立てっていうことですか!

「そうなんです。通常のおつゆなら、工場でだしを取ったエキスなので劣化していくんですが、うどんスープの粉末は空気に触れないようパッキングしているので劣化が少ない。食べるたびにおだしをとった状態を作れるんです」

「名前が『うどんつゆ』ではないのも、『スープのように飲み干して欲しい』という思いが詰まっているんです」と、松村さん。そういうことだったんですね!

──だからこその、控えめで飽きのこない味付けなんだ。うどんスープは、うどんだけじゃなくて炊き込みご飯や茶碗蒸し、さらにはスパゲティやパエリアなどいろんなアレンジができるということに驚きました。

「うどんスープは、弊社自慢の淡口醤油がベースとなっています。淡口醤油には、素材を生かしながら味をまとめる力があるんです。なので、どの素材でも生きる味になっています」

──まさに、魔法の粉。編集担当者が「ヒガシマルのうどんスープ最強」と言ってたけどそんな気がしてきました!

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