京都に、北欧デザイナーのカプセルホテル

2019.12.22 08:00

デザイナーのハッリ・コスキネンさん。「スリープイン ハット」タイプの客室前にて

(写真12枚)

フィンランドのデザイナー、ハッリ・コスキネンさんがデザインしたカプセルホテル「MAJA HOTEL KYOTO(マヤ ホテル キョウト)」が12月21日に、京都市内でオープン。「マリメッコ」が制作したオリジナルの生地も使用され、北欧好き、デザイン好きから注目を集めそうだ。

プロダクトデザイナーとして世界で活躍し、数々のデザインアワードを受賞しているコスキネンさん。東京でカプセルホテルを手掛ける「チャハル・ホテルズ&リゾーツ」(東京都新宿区)の依頼で今回の企画が実現し、「フィランドにはないスタイルですので、実際に日本で泊まって研究しました」と語る。

「スリープイン ハット」と、広い「ウォークイン ハット」の2種の客室は、どちらも小屋型(英語でハット、フィンランド語でマヤ)にデザイン。「各国から観光客が訪れる京都ですので、世界の人々に伝わって、安心感を与えるデザインに。また居心地が良いことを最優先して、換気には特に配慮しました。ライトは月をイメージし、朝はタイマー調光で自然で明るくなります」と、説明する。

「ウォークインハット」は、小さなカプセルホテルタイプが苦手な人に向けて(料金は8500円〜)
「ウォークインハット」は、小さなカプセルホテルタイプが苦手な人に向けて(料金は8500円〜)

ハンガーやフック、コンセントプレートや共有スペースのイスやテーブルも、すべて自身でデザイン。ベッドのリネンやロールスクリーンは「小屋」が並ぶ生地は、フィンランドの人気ブランド「マリメッコ」にお願いし、制作してもらったそう。こちらの生地を使用したグッズ(ポーチ6000円・税別など)は、同ホテルのみで販売される。

宿泊料金は7000円~。ナイトウェアやタオルは無料で貸し出しされ、オリジナルのエコバッグ付き。トイレ、シャワー、バスなどはすべて共有。1階にはヘルシンキの「カフェ アアルト」の2号店が出店しており、朝食が提供される。場所は、地下鉄烏丸御池駅から徒歩約6分、柳馬場通六角上る。

「MAJA HOTEL KYOTO」

2019年12月21日(土)オープン
住所:京都市中京区柳馬場通六角上る槌屋町92
電話:075-205-5477
※カフェの営業:7:00〜22:00(朝は〜11:30LO、食事は〜9:00LO、ドリンクは9:30LO)・無休

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