京都本・ガイド本大賞、地元出版社が独占

2019.11.1 08:00

左から『体験が楽しい! 京都本』担当の井鍋槙さん、『京都府警あやかし課の事件簿』の作者・天花寺さやかさん、『京都案内』の担当・中野さやかさん

(写真3枚)

京都の書店員が選ぶ『第7回京都本・京都ガイド本大賞2019』の授賞式が、10月31日に「京都府書店商業組合」(京都市中京区)でおこなわれ、各大賞が発表された。

2013年からはじまった同企画は、京都を題材にした小説が多いことから読書のきっかけ作りとしてスタート。2014年からは京都ガイド本の部門も加わり、京都府の書店員を中心に各大賞を選出。全国の書店が仕入れの指標とするため、毎年注目を集めている。

今回の「京都本大賞」は、京都生まれの天花寺(てんげいじ)さやかさんの『京都府警あやかし課の事件簿』(PHP研究所・本社:京都市)。初めて京都に観光で訪れる人向けの「京都ガイド本大賞」は、『京都案内』(リーフ・パブリケーションズ・本社:京都市)、何度も訪れる人向けの「京都ガイド本大賞リピーター賞」には、『体験が楽しい! 京都本』(京阪神エルマガジン社・本社:大阪市)と、3部門とも関西の出版社が受賞するのは初となる。

京阪神エルマガジン社の荒金毅代表取締役は「今はモノよりもコト消費が高まってきている。体験を提案するガイドブックは時代に合致したと思う」と分析した
京阪神エルマガジン社の荒金毅代表取締役は「今はモノよりもコト消費が高まってきている。体験を提案するガイドブックは時代に合致したと思う」と分析した

天花寺さんは、「生まれ育った京都を舞台に、今後も書き続けたいと思っています。平安神宮の応天門、大文字山など。実際に読者が小説に登場した場所を巡ってくださったりしていて、大変うれしいです」と受賞を喜んだ。

『京都案内』の担当者・中野さやかさんは、「初めての受賞で大変うれしいです。メジャーではない、地元に愛される小さなお店もたくさん紹介しているので、観光客も地元の方も楽しんでいただけると思う」。『体験が楽しい! 京都本』の担当者・井鍋槙さんは、「老舗や専門店により、本格的な体験をできるのが京都の魅力。地元出版社ならではの情報収集で、インターネットでは検索できないような場所を紹介しています」と本に込めた想いを語った。

『京都府警あやかし課の事件簿』
(792円 PHP研究所)

『京都案内』
(990円 リーフ・パブリケーションズ)

『体験が楽しい! 京都本』
(968円・京阪神エルマガジン社)

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