西日本初パークハイアット、異例の試み

2019.10.30 09:00

「北山造園」の北山安夫氏が作庭した「プリツカー庭園」がエントランスに

(写真10枚)

「ハイアットホテルアンドリゾーツ」が展開する最高級ブランド「パーク ハイアット」が西日本初に進出。京都・高台寺近くに10月30日オープンし、老舗料亭の敷地内にオープンするというこれまでにない試みになる。

「パーク ハイアット 京都」(京都市東山区)が建てられたのは、高級料亭「山荘 京大和(以下京大和)」内。こちらの場所にある「翠紅館」は「正法寺」の塔頭がはじまりと言われ、江戸末期には桂小五郎など各藩士代表者が集った「翠紅館会議」も催された歴史ある場所。1949年から料亭「京大和」の名で営業し、京都市の歴史的建造物に指定されている。

同店が耐震改修工事をおこなう際、歴史ある部屋や日本庭園を残し、昭和時代の建造物をすべて撤去して茶室を移築。そして、その敷地にホテル棟が建築されることとなった。「竹中工務店」と名建築家トニー・チー氏が、周囲の町並みや景観に調和するよう共同設計し、同ブランドとしては客室70室のみの最小規模となる。

「リビングルーム」とよばれるラウンジ・ロビー。アフタヌーンティーなども楽しめるようになるそう
「リビングルーム」とよばれるラウンジ・ロビー。アフタヌーンティーなども楽しめるようになるそう

そのため「ホテルというよりもゲストハウスとしてお客さまを温かく迎え入れられるような場所になれば」と担当者。フロントやロビーラウンジは「リビングルーム」と呼ばれ宿泊者がゆったりとくつろげるような場所を目指す。観光客が多い二年坂(二寧坂)に隣接しながらも、館内は静謐に包まれ、京都の名勝庭園を多数担当する「北山造園」による日本庭園や、一部レストランやバー(宿泊者限定)からは「八坂の塔(法観寺)」の景色を楽しめる贅沢な空間に。

これまで非公開だった茶室「送陽亭」。八坂の塔と夕陽が美しく見える場所に移築されている
これまで非公開だった茶室「送陽亭」。八坂の塔と夕陽が美しく見える場所に移築されている

ホテルとして、観光客も気軽に利用できるアラカルト(1品2000円前後)のカフェ「KYOTO BISTRO」、コース(夜のみ1万5000円〜)のみのレストラン「八坂」の2軒を展開。「京大和」での食事は、昼は1万2000円〜、夜は2万7000円〜。また、これまで非公開だった江戸時代の茶室「送陽亭」(室料別)なども修復を経て利用できるようになっている。宿泊料金は、1室11万円前後(以上、税・サービス料別)で、「京大和」による朝食付き。

「パーク ハイアット 京都」

2019年10月30日(水)オープン
住所:京都市東山区高台寺桝屋町360
電話:075‐531‐1234

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