桂雀三郎が驚いた「弟子がしゃべった!」

「『こいつ、しゃべっとる!』ってびっくりしました」と二番弟子の行動に驚いたと話す桂雀三郎
昨年古希を迎え、今秋も恒例の独演会を控える落語家・桂雀三郎(じゃくさぶろう)。現在、3人の弟子を持つ雀三郎が、それぞれの弟子への思いを語った。
一番弟子の雀喜(じゃっき)は、新作落語と中国語落語に取り組んでおり、「自分なりの活路を開こうとしている。雀喜じゃないとできないことをやってほしい」と期待。
また三番弟子の雀太(じゃくた)は、2019年の『上方落語若手噺家グランプリ』優勝をはじめ、昨今、数々の賞を受賞。「周りの評価は僕が思っている以上に高いんやと思いますが、もちろん本人もこれでええと思ってないでしょう。もっと頑張って、もうひと回りもふた回りも大きくなってほしい」とエールを送った。
そんなふたりに挟まれた二番弟子は、「上方イチ、無口な男」で知られる雀五郎(じゃくごろう)。ところが最近、異変が起こっているという。
「何年か前からしゃべるようになったんです。電車移動で2人きりになったとき、普通に話しかけてきて。『こいつ、しゃべっとる!』ってびっくりしました。もう、弟子になって20年近くになるのですが、こんなことは初めて」。
そして、その変化が雀五郎の落語に好影響を及ぼしているとも。「前は独り言を言っているような、お客さんを完全に置いてけぼりにすることがあったのですが、この頃はお客さんに対してもしゃべるようになって。マクラもちょっとずつ凝るようになりました。時間はかかっていますが、元々はテンポもいいので、もっと面白くなると思います」と緩やかに期待をかけた。
雀五郎は今年の『桂雀三郎独演会』にも出演、『阿弥陀池』を披露する。独演会は、11月17日に「サンケイホールブリーゼ」(大阪市北区)にて、雀三郎は、新作落語『G&G』(小佐田定雄作)と、『立ち切れ』、『天神山』と上方落語の大ネタ2席を口演する。
取材・文・写真/岩本
『桂雀三郎独演会』
日時:2019年11月17日(日)・14:00〜
会場:サンケイホールブリーゼ(大阪市北区梅田2-4-9)
料金:S席4500円、A席4200円
電話:06-6341-8888
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