奈良の神輿と歴史の重み、担ぎ手らは感激
2019.10.12 08:00

神輿・御鳳輦(ごほうれん)が、「手向山八幡宮」を出発する様子(10月5日・手向山八幡宮)
(写真3枚)
奈良市の東大寺境内にある「手向山八幡宮」(奈良市)で、例大祭『転害会(てがいえ)』が10月5日に開催。神輿・御鳳輦(ごほうれん)を創建当時から唯一残る国宝の門「転害門」まで担ぐ渡御行列がおこなわれ、神輿の担ぎ手らが、喜びを語った。
2年前に新しくなった御鳳輦は、この日「手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)」を出発し、「東大寺大仏殿」「正倉院」を経て、「転害門(てがいもん)」へと約1時間かけてたどり着いた。
御鳳輦の担ぎ手は、縁者と一般の応募者で構成。そのひとり、東大阪市在住の中尾民平さんは、「12名で担ぐのですが、かなり重いので途中で交代しながら来ています」と説明する。
さらに「転害門をくぐるタイミングで担ぐことができ、その瞬間に運よく立ち会えてうれしいです」と喜びをかみしめた中尾さん。
また、「手向山八幡宮」から「大仏殿」まで担いだという地元・奈良市の花澤茂人さんも「非常に光栄な気持ちです」と、みな神輿とその歴史の重みに感慨深げだった。
大仏造立のため「東大寺」の鎮守として「宇佐八幡宮」(大分県)より八幡大神を勧請し、「手向山八幡宮」が創建(749年)されてから、1270年の節目の今年。昭和35年を最後に途絶えていた渡御が、60年ぶりの復活となった。
取材・文・写真/いずみゆか
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