逆境乗り越え神馬に、いづたん愛する宮司

2019.10.3 06:00

「いづたん」こと吉川八幡神社の御神馬いづめのTwitterアカウントは関西弁でつぶやかれる

(写真6枚)

2019年8月24日にTwitterアカウントが開設されると、関西弁でのつぶやきが話題を集め、瞬く間に1.6万人ものフォロワーが付いた「吉川八幡神社」(大阪府豊能郡)の御神馬「いづめ」(通称いづたん・オス2歳)。彼と一緒に暮らす「おかあさん」こと久次米(くじめ)宮司に、いづたんへの思いなどを訊いた。

「だっておれも神職やで? へなちょこやけどな。がんばるわ」と擬人化されツイートするいづたん。彼の暮らしは、朝一番に神社から能勢電鉄・妙見口駅間をおかあさんと散歩することから始まる。そして散歩後は、「禊ぎ」をしてから境内に入るという神職らしい毎日を送っている(馬は光や音に敏感で臆病なため、フラッシュでの撮影禁止。また穢れが付くため勝手に触る事も不可)。

彼らの出会いは、6月13日。いづたんは、八幡大神の御遣いとして「吉川八幡神社」に引き取られた。今でこそTwitterで楽しく暮らす様子をつぶやいているが、「実は元の牧場では初期調教がままならないほど集団生活に馴染めず、人を寄せ付けない性格だった」という。

朝一番に神社から駅の間を散歩する「いづさんぽ」はおかあさんと一緒。Twitterでも公開され大人気だ
朝一番に神社から駅の間を散歩する「いづさんぽ」はおかあさん(宮司)と一緒。Twitterでも公開され大人気だ

久次米宮司が「将来的に流鏑馬(やぶさめ)に」と、八幡大神の御真影と同じ川原毛という淡い亜麻色にこだわって迎え入れた、日本在来馬(和種)のいづたん。当時ブリーダーから、「品種としては希少だが、協調性に欠けており、性格的な問題で御神馬になれるかどうか厳しい」と言われたという。

しかし、「条件に合う子なら、神様のお導きでご縁。どんな子でも最期まで愛情を持って面倒をみます」と、1カ月間泊まり込みで寝食をともにして信頼関係を築いた。「当初は鞍も付けられなかったのですが、精神的にプレッシャーをかけないようにしたら、思いがけず15日目で鞍を付け、そっと乗る事ができたのです」と振りかえる。

「吉川八幡神社」

住所:大阪府豊能郡豊能町吉川936

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