和解から6年、吉本興業と石屋製菓がコラボ

2019.9.12 07:30

がっちりと握手を交わし「雪解け」をアピールした吉本興業ホールディングスの稲垣豊副社長(左)と石屋製菓の石水創社長(9月11日・大阪市内)

(写真3枚)

6年前に訴訟にまで発展した「石屋製菓」(代表:石水創社長)と「吉本興業」(代表:大崎洋会長)。その両社が共同開発した新商品の発表会では、両社代表ががっちりと握手を交わし「雪解け」をアピールした。

9月11日におこなわれた会見で、「訴訟して1年後に和解した際、吉本興業の役員の方が来られて謝罪をされたのですが、その直後にコラボしませんか? と・・・。その際は断った」と明かした石屋製菓の石水創社長。

しかし9月20日にグランドオープンする「大丸心斎橋店」(大阪市中央区)へ、全国で3軒目となる直営店を大阪初出店することが決定。半年前に企画が動き出した際、「大阪には吉本興業さんがいる、と思いに至った」と、今回は同社からオファーしたという。

吉本興業ホールディングスの稲垣豊副社長も、「いろんなことを乗り越えて、石屋製菓さんから素晴らしい提案がありました。吉本としても、こうした明るい話題を提供できるのはうれしいこと」と顔をほころばせ、「大阪を代表するお土産になれば。『大阪・関西万博』を見据えた地域活性化にも寄与したい」と語った。

新商品「Laugh&Sweets ゆきどけ」は、表面がホワイトソースでコーティングされ、キャラメルソースの入った焼き菓子。しっとりとした口当たりが特徴で、パッケージは北海道の冬の銀世界と、雪解けを迎えて花々が芽吹く春をイメージしているという。20日にオープンする「ISHIYA SHINSAIBASHI」でのみ販売され、6個入り1620円。

取材・文・写真/岩本

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