阪急うめだ、野菜売場でスーパー感覚目指す

2019.9.5 05:00

手前のカウンターで並ぶのが、農場のポテトサラダ(100g・150円)、なすの生姜マリネ(100g・298円)など

(写真10枚)

梅田の人気百貨店「阪急うめだ本店」(大阪市北区)の地下2階・青果売場が、9月4日にリニューアル。京都の青果店「八百一(やおいち)」の出店によって、周辺住民のデイリー利用を狙うという。

これまでは百貨店らしい高級志向な食材が中心だった同売場。「梅田周辺には高層マンションが建ち、住民の方々が増えている。ただ、梅田にはデイリーに使えるスーパーがない。そこで毎日のお買いものができる場所を目指しました」と、今回のリニューアルについて担当者は説明する。

自社農場も運営し、近所の八百屋感覚をモットーとする「八百一」の出店によって品揃えが一変し、お買い得商品であれば、えのき茸50円、路地なす299円など、スーパー同様の価格帯の野菜が並ぶ。

八百一の自社農場で作った野菜や全国からセレクトした野菜が並ぶ
八百一の自社農場で作った野菜や全国からセレクトした野菜が並ぶ

また、店内の厨房で調理された「わりぼし大根の炊いたん」(100g・150円)などの惣菜や、ゆでたジャガイモ、ささがき状のゴボウなど下ごしらえされたコーナー「クック1/2」もあり、忙しい人に向けた商品もラインアップされている。

初日の朝に訪れた近隣に住む40代女性は、「毎日お買いものに来ています。これまで買っていたものがなくなってしまったのは残念ですが、安い商品も増えていますね」と品揃えを確認していた。今後も引き続き地下2階のリニューアルをおこない、食にまつわる体験なども提案していくとのこと。

「阪急うめだ本店」

住所:大阪市北区角田町8-7
営業:10:00~20:00(金・土曜は~21:00)※不定休
電話:06-6361-1381(代表)

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