新ライフスタイルホテルブランドと打ち出す「ＴＨＥ ＬＩＶＥＬＹ（ザ ライブリー）」が、大阪・堺筋本町にオープン。８月のオープンから１カ月も経たずして、２０～３０代や訪日客から注目を集めている。

手掛けるのは、ラウンジやキッチンなどの交流スペースを設けるマンション「ソーシャルアパートメント」などを運営する「グローバルエージェンツ」（東京都渋谷区）。ホテルでも交流スペースが重要視され、「世界中から人と情報と機会が集まる場所」をテーマとし、２０１９年７月にオープンした福岡に続く２号店となる。

こちらの特徴は、ドミトリーが中心の「ホステル」におけるコミュニケーションのための共用空間、「ブティックホテル」のデザイン性、「ビジネスホテル」の気軽に泊まれる価格帯を融合させたようなスタイルだ。

旅人の出会いや会話のきっかけとなるラウンジ、テラス、ルーフトップなどは、どこを見てもスタイリッシュで、写真映えする空間ばかり。そのビジュアルをＳＮＳでＰＲしたことから、すでに予約１万件が入っており、訪日客が約２／３も占めているという。

実際にホテル内を見渡すと、海外からの観光客がビリヤードで遊んでいたり、フリービールサービス（１７時半〜１８時半）を片手にくつろぐ姿など、「これぞリア充！」な光景が広がっている。スタッフも多国籍でフランクなサービスをモットーとするため、ここがオフィス街の本町であることを忘れてしまいそうだ。

スタンダードダブル１２０００円（時期により変動）と、リーズナブルな価格帯も人気の理由に。また、地元の人々が気軽に利用できるよう、デリランチやディナーが１０００円、バーもカクテルが１杯１０００円前後（チャージ代なし）。また、今後は２階のエリアを、コワーキングスペース（有料）として利用できる予定とのこと（料金はすべて税別）。