カレーのレジェンド来日、関西で行列

生ける伝説と呼ばれながらも、とってもチャーミングなシルワさん。「スリランカの空港に降り立ったら、だれでも僕の名前分かるよ」と話してくれた
スリランカでは知らない人がいないという伝説のシェフ、パブリス・シルワさんが来日。「阪急うめだ本店」(大阪市北区)の催事『カレーとカレーのためのうつわ展』で、関西で初めてメニューを提供。初日の28日は、彼のカレー目当てに長蛇の列ができた。
スリランカ料理の伝統を守るため、研究・普及のために尽力し続けて63年。スリランカ国から料理芸術名誉博士号を授与し、そのスパイス遣いの凄さから「Drパブリス・シルワ」とも呼ばれる存在だ。
今回、スタッフの一員として参加する、人気スリランカ料理店「カラピンチャ」(神戸市灘区)の濱田祐介さんは、「スリランカでは宗教やエリアによってもカレーが全く違う、それをすべて研究し尽くしているのがシルワさん。口承伝承の先住民族からもスパイスについて学び、伝統的なカレーについて彼ほど知識を持っている人はいない」と絶賛する。
会場を訪れると、御年83歳にして厨房に立ち、きびきびと食材を準備するシルワさんが、「僕が作るカレーは動物性オイルも使わず、添加物も使わず、すべて自然の材料だけ。42のスパイスなどをブレンドして作っている。カレーは、メディシン(薬)のようなものだよ」。その言葉通り、カレーの威力に納得せざるを得ないほど、彼のお肌は驚くほどツヤツヤ、パワーがみなぎっていた。

今回、提供するのは「ククルマス・カリヤ(チキンカレー)」1620円と「マール・カリヤ(マグロのカレー)」1836円の2種のみ。レンズ豆のカレー「パリップ」やココナッツの和え物「ポルサンボーラ」などの副菜が付き、混ぜながら、辛さだけでなく、酸味など複雑の味わいが楽しめるセットとなっている。
「実は日本在住のスリランカ人のSNSでは、シルワさんのカレーが大阪で食べられるだなんてとバズっているそうです。現地で、シルワさんのカレーがいただけるのは高級な『マウントラビニアホテル』。しかも、3000円以上はするので、ここで1620円からという金額にも驚いていただけています」と、催事担当者の高橋強さん。カレー好きなら決して見逃したくない貴重な機会となりそうだ。期間は9月3日まで。
『カレーとカレーのためのうつわ展』
期間:2019年8月28日(水)~9月3日(火)
時間:10:00~20:00(金・土曜は~21:00、最終日は~18:00)
会場:阪急うめだ本店9F催場(大阪市北区角田町8-7)
料金:入場無料
電話:06-6361-1381
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