福田雄一率いる劇団、大阪で初の本格舞台

2019.8.2 18:30

ブラボーカンパニーの劇団員。左から野村啓介、佐藤正和、保坂聡、鎌倉太郎、山本泰弘、太田恭輔、金子伸哉

(写真3枚)

映画『銀魂』、ドラマ『今日から俺は!!』『勇者ヨシヒコシリーズ』の福田雄一監督が座長の劇団「ブラボーカンパニー」が、8月2日から大阪公演をスタート。初日の本番直前に劇団員に話を訊いた。

1990年、成城大学・演劇部を母体に旗揚げされ、福田持ち前のコメディ色を前面に押し出した同劇団。演劇部時代からともに活動する佐藤正和は、「いつもだとパロディが多く、大きなところでやっちゃいけないことをやるので、お客さんが楽しみにしてくれる」と話す。

2018年に初めての地方公演として、笑いの聖地・大阪に上陸。「まったく構えずに、野面で来ちゃったのが逆に良かった。思いのほか、あたたかい目で観ていただいたのでまた来ようかということに」と説明する。

ただし前回の作品は、「バカ芝居をやったんです」とも。「ヨシヒコの流れみたいに、あまり話のスジ自体に重きをおかない、キャラクター勝負みたいな・・・。ここで、ちょっと僕らが芝居もやるんだっていうことを、大阪の方にもわかっていただいたほうが良いんじゃないかと。今回、大阪でお見せしたくてこの作品にしたんです」と明かした。

今回上演する舞台『大洗にも星はふるなり』は、山田孝之主演で映画化(2009年)もされた同劇団の代表作。クリスマスイブに茨城県大洗の海の家に集められた男たちの物語で、「僕らのなかでこれは文学作品。劇団30年のなかで一番の文学」とプッシュするも、福田色満載のラブコメディだ。

演出が危うさギリギリでDVD化ができないという、劇場でしか観られない彼らの舞台。大阪公演は4日まで、「道頓堀ZAZA」(大阪市中央区)にて。チケットは、一般4500円、23歳以下3000円で発売中。

舞台『大洗にも星はふるなり』

日程:2019年8月2日(金)〜4日(日)
会場:道頓堀ZAZA(大阪市中央区道頓堀1-7-21)
料金:一般4500円、U-23割引3000円

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