コーチから独立した宇野昌磨「自分のスケートを探していく」

2019.7.24 16:00

初CMの発表会に登壇したフィギュアスケート・宇野昌磨選手(24日・大阪市内)

(写真2枚)

今シーズン、長年師事してきた山田満知子、樋口美穂子コーチのもとから独立を表明したフィギュアスケート・宇野昌磨選手。7月24日、大阪市内でおこなわれた「DHC」のCM発表会で、その思いを語った。

6月3日の公式サイトで、これまで所属した「グランプリ東海」からの独立を発表した宇野選手。「『がんばってきてね』と送り出してくれた先生たちの気持ちもあると思うので、だからこそ成績を出さないといけないなと。ただ、先生たちの『成績ばかりにとらわれずに、昌磨のスケートをして欲しい』という言葉に、今年は結果ではなく、自分のスケートを探していきたいなと思っています」とコメント。

また、これまでのプログラムやルールに言いたいことがあるわけではない、と前置きしつつ、「今のフィギュアスケートは、ジャンプが主流。ジャンプを最重要にしなければ、(世界では)戦えない。フィギュアスケートというのはジャンプのスポーツではなく、『技術』と『表現』、両方兼ね備えてこそ。これまで僕はジャンプだけ意識して試合をしてきた。そのなかで、少しでもエキシビションのときのような表現力を、試合でも体現できたらと思います」と、「昌磨のスケート」への一歩を踏み出したことを明かした。

笑顔で質問に答えるフィギュアスケート・宇野昌磨選手(24日・大阪市内)

そして、今シーズンのプログラムについては、「まだ作っていないんです、ショート、フリーともに。フリーに関しては、曲も決まってなくて。振付はデビッド・ウィルソンに作ってもらうんですけど、ホントにエキシビションのような、今までの僕が使ってきた音楽とは大きくかけ離れたプログラムになるかな」と語った宇野選手。誰も知らない宇野昌磨のスケートの旅、その屈託のない笑顔からは順調な滑り出しが見受けられた。

宇野昌磨公式サイト

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