H ZETTRIO、世界遺産でSPライブ

2019.6.29 07:00

AUN J クラシックオーケストラ × H ZETTRIO

(写真1枚)

和楽器ユニットのAUN J(アウンジェイ)クラシック・オーケストラと、超絶ピアノトリオバンド・H ZETTRIO(エイチゼットリオ)が7月28日、世界遺産「金峯山寺蔵王堂」(奈良県野町)を舞台に一夜限りのスペシャルライブをおこなう。

和太鼓・三味線・箏・尺八・篠笛・鳴り物という、通常一緒には演奏されることのない和楽器を再編成し、独自の音楽性を追究するユニット、AUN Jクラシック・オーケストラ。伝統と革新を高いレベルで両立させた独自の音楽世界とパフォーマンス性は海外でも高い評価を得ており、これまでにフランス「モン・サン=ミシェル」、カンボジア「アンコール・ワット」といった世界遺産をバックに演奏したキャリアを持つ。

対するH ZETTRIOは、テクニカルなピアノとキレのあるリズムセクションによる唯一無二のグルーヴを奏でるピアノトリオ・バンド。遊び心あふれる「笑って踊れる」パフォーマンスで老若男女に愛されており、近年は「日本の名曲を次世代に継承すること」をテーマに、番組『SPEED MUSIC -ソクドノオンガク』(YouTubeで配信)を立ち上げ、毎週斬新なアレンジのカバー曲を披露している。

6月29日には福岡県の世界遺産「宗像大社」でも2組によるライブが開催。7月28日の舞台となる「金峯山寺」は、古来より数々の歌に詠まれてきた日本屈指の桜の名所、奈良の吉野山のシンボルで、修験道の総本山でもある。この場所を会場にした理由について、AUN Jクラシック・オーケストラは、「人間は、豊かな自然との共存によってのみ新しいものを生みだし、次なる歴史を紡いでいくことができる」から、と話す。

音楽性こそ異なるが、ともに日本の音楽を独自に継承しながら、ピュアな音楽の楽しさを発信している2組が「金峯山寺蔵王堂」という聖なる場所でどのようなミラクルを起こしてくれるのか。料金は2500円(全席指定/内500円を吉野山保勝会に寄付)で、6月29日に発売される。

文/井口啓子

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