古田新太「今は、ずっとふざけてます」

ふざけながら笑いの絶えない稽古は、「僕ら小劇場でやってきた人間はそうやって芝居を作ってきたから」と古田新太
劇団☆新感線が描く時代活劇『けむりの軍団』が、今夏から秋にかけて全国3カ所で上演。大阪市内でおこなわれた会見で古田新太が、共演する早乙女太一や須賀健太、清野菜名ら若手俳優への思いを明かした。
稽古の様子を、「ま、今のところずっとふざけてます。僕らがふざけてるのを見て、太一や健太らが勉強になればいいなと思って」と話す古田。その真意は、「僕らは本番中は絶対ふざけないんで。稽古場でふざけ倒して、そこでチョイスして、本番では稽古場でやったものをやるっていうタイプ。ふざけてるなかで正解を見つける、我らのインディーズ魂というかアングラ魂を見て、持って帰ってくれたら」と説明する。
さらに、「先輩でいうとヴォードヴィルや東京乾電池、青い鳥、同世代だとエロチカとか第三舞台もそうなんですけど、人格否定のダメ出しをくらいながらいかにふざけ続けるか。今はみなさんちゃんとしてるので、台本通りにやるっていうことが正義のように言われてますが、僕らはふざけたなかから台本をおこしていく」と、80年代の小劇場ブームから続く舞台制作の現場を打ち明けた。

本作でも、「(演出の)いのうえさんはわかってるんで、ふざけても怒らないですもん。先輩の演出家の野田(秀樹)さんや蜷川(幸雄)さんにもそれで怒られたことないですから。それを、子分どもに教えていきたい」と同席した須賀や清野に向けて話し、「彼らは若い頃からやってる。健太は子役からやってるのにひねてない。俳優で工夫するやつにロクな奴はいないから、君たちは素直で良い。だからこそ、僕や(池田)成志、高田(聖子)の80年代アングラ小劇場ブームの人たちのひねた考え方を植えつけてやりたい(笑)」とエールを送った。
本作の大阪公演は、10月8日から21日まで「フェスティバルホール」(大阪市北区)にて。チケットはS席13800円ほか、7月28日に発売される。
劇団☆新感線『けむりの軍団』
日程:2019年10月8日(火)〜21日(月)
会場:フェスティバルホール(大阪市北区中之島2-3-18)
料金:S席13800円、A席11500円、B席9500円
電話:0570-200-888
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.16 11:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
2025.10.16 10:00 -
京都「オーバーツーリズムって何?」#空いてる国宝萬福寺[PR]
2025.10.15 18:15 -
【大阪・関西万博2025】半年間ありがとう!地元編集部が取材した人気グルメから穴場スポットまとめ
2025.10.13 11:00 -
淡路島の「日本酒」に注目!秋の旬と味わう旅へ[PR]
2025.10.10 17:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.8 11:00 -
港町の心地よさに浸る、OMOろい旅 in 函館[PR]
2025.10.7 16:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.10.6 00:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.10.1 08:30 -
なぜこんなに「宇治抹茶」が世界的に人気なのか?[PR]
2025.9.30 08:00 -
写真を撮って…豪華賞品ゲット!期間限定コンテスト[PR]
2025.9.29 19:00 -
話題の新作ノンアルビール、飲んでみた[PR]
2025.9.24 11:30 -
OsakaPointでおいしくたのしく大阪めぐり[PR]
2025.9.22 17:00 -
万博・ポーランド館で人気、現地さながらの体験とは?[PR]
2025.9.12 13:30 -
万博で日本一やかましい祭!?三重の魅力を1日で堪能[PR]
2025.9.12 07:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
2025.8.22 17:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00