次長課長・河本、手話で笑いをとる挑戦

沖縄国際映画祭の「異言語脱出ゲーム」で参加者に手話で話しかける次長課長・河本 写真提供:MBS
芸人やアスリートの「もうひとつの才能」に注目したドキュメンタリー番組『OFLIFE(オブライフ)』(MBS)。18日の放送回では、芸歴25年目の漫才コンビ・次長課長の河本準一に密着する。
今年5月、『第65回中国地区ろうあ者大会』の記念講演の講師として招かれ、手話を使った講演会をおこなった河本。河本が手話に取り組むきっかけは、2年前に障害者と健常者がチームを組んで走るパラ駅伝に参加したことだった。走った選手の感想を聞く役だったが、「聴覚障害の方には何も出来なかったことに、強い葛藤を感じて、僕の言葉で気持ちを伝えるには、僕が手話を覚えるしかない」と決意。それ以来、手話を習い始めることとなった。
舞台の合間には、アプリを使って手話の単語を覚えるのが日課。「やっておかないとすぐ忘れてしまう」といい、「しゃべりながらの手話が、実はむちゃくちゃ難しい」。文法が違うため、「今日は雨ですね」が、手話では「雨ですね、今日は」となるように、言葉と動作が違うのだという。「大変じゃないと言えば、嘘になる。勉強だったら折れてると思う。聴覚障害の方と会話したときに笑ってくれるのを見ると自信にもなるし、言葉がなくても笑いは取れるんやと思う」と、手話を楽しんでいる。
4月の『沖縄国際映画祭』でおこなわれた、健常者と聴覚障害者がチームを組んで課題をクリアする謎解きイベント『異言語脱出ゲーム』には、ほかの芸人たちとともに参加。手話でどんどん参加者に話しかける河本は、上手いわけではないが、顔の表情も加え、思いを伝えていく。そんな河本を一緒に参加したノンスタイル・井上裕介は、「単純に人が好き。初めましての人でもすぐ好きになる。だまされるときもあるでしょうけど、すべての人とコミュニケーションを取りたいんだろうなと思います」と分析する。
手話の先生である陸上棒高跳びのデフアスリート・佐藤湊さんと知り合って、ろう者のアスリートが置かれる状況も知った河本。河本の手話を使った今後の目標とは。この模様は、6月18日・深夜2時14分から放送される。
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