星野リゾート、関西で次々と展開予定

2019.6.3 07:00

JR西日本の大阪環状線・新今宮駅前に開業予定の「星野リゾート OMO7 大阪新今宮」。写真は起工式にて

(写真5枚)

高級ホテルや旅館を運営する「星野リゾート」(長野県軽井沢町)が6月1日、新今宮で新ホテル「星野リゾート OMO7(おもせぶん) 大阪新今宮」(大阪市浪速区)を着工。今後も関西で次々とプロジェクトを予定している。

1914年に「星野温泉旅館」として軽井沢で開業。リゾート運営会社として業態を変更し、1995年に現在の社名に。関東周辺で運営する施設が多いのに対し、関西は少なく、現時点では2009年にオープンした「星のや 京都」と、2015年から運営を委託された「星野リゾート ロテルド比叡」(以前の名称は、ロテル・ド・比叡)のみだ。

『比叡山やくばらい散歩』というサービスが人気の「星野リゾート ロテルド比叡」
『比叡山やくばらい散歩』というサービスが人気の「星野リゾート ロテルド比叡」

今回、着工した「星野リゾート OMO7 大阪新今宮」は関西初のブランドに。2022年4月開業を予定し、都市型の観光客にターゲットを絞って、スタッフは「OMOレンジャー」として周辺の魅力を発信していくなど、サービス面を充実させるという。宿泊費は1〜3万円を想定している。

また、国の重要文化財にも指定されている「旧奈良少年刑務所」を、監獄ホテルとして2021年開業に向けて同時進行で進めている。「建物の魅力を活かすために、制約が多い。ひとつずつ確認しながらデザインを進めていく。まだサービス内容を考えるまでの段階にはいたっていない」と、代表の星野佳路さんはコメントしている。

ほかにも、2016年10月に奈良・明日香村、2018年1月に京都・和束町とパートナーシップ協定を締結しており、今後は新施設をオープンするため場所の選定などをすすめていくという。詳細が決まり次第、順次発表予定。

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